JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

思い出

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その13  ハバロフスクのホテルは……

列車は とうとうハバロフスクに到着した これで約一週間 お世話になった シベリア鉄道ともお別れ アレクセイとミーシャの二人と 別れのハグをして コンパートメントで一緒になった カナダ人の夫婦と一緒に まっすぐホテルに向かった なんたって、一刻も早く…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その12 ふかく

にぎやかなシベリア鉄道の車両が 時折 しんっと「孤独」に包まれることがある 聞こえるのは 列車を線路とが触れ合う 規則的な音だけ 窓の外に目を向ければ 見渡す限りのタイガの森が このまま終わることがないのではないか と思うくらい ずっとずっと続いて…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その11 シベリアでパーティ?

シベリア鉄道にはいろんな人が乗ってくる 始発から終着駅ひとつ前まで 乗りっぱなしだったのは 私だけ みんな一泊から二泊くらいで 降りてしまうけれど 車掌さんたちも含め 彼らとの交流がシベリア鉄道の 一番の思い出になった 新しい乗客が乗ってくると 古…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その10 シベリア鉄道の車掌さん

シベリア鉄道に車掌さんは2人 (もしかしたら他の車両には 別の車掌さんがいたのかもしれないけれど) シベリアからハバロフスクまでずっと同じ人だった 今でも二人の名前を覚えている 一人は昼間担当の 小柄で落ち着いた アレクセイ そしてもう一人は夜間担…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その9  シベリア鉄道

さてレニングラード(サンクトペテルブルク)から 世界最長の路線(約9300km )を誇る シベリア鉄道に乗車して ハバロフスク(モスクワから約8500km)を目指します ちなみに シベリア鉄道の終着駅は日本海沿岸のウラジオストック ただし、私が旅行した時は …

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その8  赤い矢号でレニングラードへ

モスクワからレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)へは 寝台特急「赤い矢号」に乗って8時間ほど 日の暮れた駅の構内は肌寒かった 寒いのとお腹が空いたのとで 駅中の売店でピロシキを買い 本場の 具がたっぷりあつあつのピロシキを はふはふ言いな…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その7 モスクワ 赤の広場

とうとうモスクワに着いた ここからの行程は全て 事前に購入したバウチャー通りに 動くことになる 「この町 楽しいから もっと長く滞在しちゃお」 とか 「時間ができたから 一足早く次の町に行っちゃおう」 なんてこれまでみたいな 自由気ままはご法度 モス…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その6 ワルシャワからモスクワへ

クラクフからワルシャワを経由して モスクワへは寝台列車で向かった コンパートメントには若夫婦と私の3人 奥さんは 食料品をたくさん持ち込んできていて ピクルスやクッキーを次から次へと勧めてくれる 旦那さんがバッグから乾電池を出してきて なんでもい…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その5  ハンガリーからチェコ、そしてポーランド

ベルリンからハンガリーのブダペスト そして チェコのプラハへ 久しぶりに名所旧跡を散策し 観光らしい観光を楽しんだ ブダペストは現地の旅行ツアーに参加して アメリカ人の陽気さとお喋りパワーに圧倒され プラハでは ミュシャ(ムーハ)のステンドグラス…

ちょっと自由すぎた (今週のお題 「試験の思い出」)

今週のお題「試験の思い出」 ヨーロッパ話をちょっとおやすみいたしまして 今回はお題「試験の思い出」について書かせていただこうと思います ある夏のこと 仕事に間が空いたこともあって ふと絵を描きたい と思った私 絵を習おうと 行ったところが (何を勘…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その4 ウィーンから東ドイツ:ベルリンの壁を見に行った

<これは 私がまだ若かりし頃 ずーっと昔のお話です> ウィーンで声をかけられて まさか 売り飛ばされるなんてことはないよね と ちょっとドキドキしながら向かったB&Bは とっても居心地が良く ちょっとホームシック気味のおばさんは 一人旅の怖さを垣間見た…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その3  ウィーンのお宿

<ウン十年前、まだ若かりし頃のお話です> パリから逃げるようにして電車に飛び乗り ウィーンに着いた頃には 夜になっていた 唯一ありがたかったのは 暗いがため パリの時みたいに 建物に圧倒されずに済んだこと 宿は 現地でどうにかしようと思って 予約し…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その2  パリに着いたはいいけれど

<ウン十年前、まだ若かりし頃のお話です> モントリオール空港を夜にでて パリのシャルル・ド・ゴール空港に翌日早朝についた 平日だったこともあってか 乗客は旅行慣れしたビジネス客ばかり 飛行時間は6時間くらい ほとんど寝ていた 着いたのは早朝 空港に…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す! その1  帰国どうする

<ウン十年前、まだ若かりし頃のお話です> 春には日本に帰国する カナダの厳しい冬を過ごしながら さてどのルートを使って帰ろうか と考えた 選択肢 1つ目は 来た時と同じく アメリカ大陸上空から太平洋を飛行機で飛び 成田空港 2つ目は 大西洋経由でヨーロ…

モントリオールという街

カナダ東部に位置する地方都市 モントリオールに1年ほど住んでいたことがある 冬季オリンピックが開かれたこともある、冬の寒さの結構厳しい地域 (ちなみに ちょっと怖目のアイキャッチ画像は オリンピックスタジアムです なんか未来都市みたい ^-^) モント…

空腹な食いしん坊に、熱々は危険

東京で勤めていた頃 会社の保養所を借りて 友人と週末を過ごした事がある それは房総半島の先っちょに建つ マンションで 畳敷の2部屋と ダイニングキッチンの3部屋 昼間はみんなで鴨川シーワールドやマザー牧場を観光し 夕方には温泉を堪能 夕食は 鍋にする…

前歯のリーチ ー馬に噛まれた話ー

馬の歯って、なかなか大きいです 馬の種類にもよるのかもしれないけれど 大人になると長さ7cmくらい で、ちょっと前方に突き出ています 似顔絵の明石家さんまさん みたいな そして、案外数があるんですよ 奥の方までずらずらーっと生えているので 牡と牝とで…

稲妻の話

子供の頃から 稲妻を見るのが好きだった 障子戸を開け、ガラス窓に頬をくっつけるようにして 飽きもせずに 真っ黒い空に 葉脈のように流れる稲妻を見ていた それは安全な現代の家の中で 雨風を凌ぐことができているからこそなのだけれど もしかしたら 生物に…

アウトバーンをビュンっとね

運転免許証持ってます が 日本では見事にペーパードライバー 車を運転する機会も必要もない 東京も神戸も京都も 車なしで十分行きたいところに行けてしまう そして荷物はありがたいことに 宅配さんが運んでくれる ところが、ドイツに行ったら 車がないと ど…

風邪ひきさんの思い出

幼い頃の私は よく風邪をひく子供で 幼稚園も休みがち 熱を出すと決まって 普段は台所になど立つことのない父が 葛湯と林檎のすりおろしを作ってくれた 葛粉がぽったりとしていくのを見るのが楽しくて 熱があるのに 父の横にぴったり張り付いて 鍋の中を覗い…

インコと一緒の海外引越しは大騒ぎ

夫のドイツ赴任が決まった時 御歳5才のコザクラインコと一緒に暮らしていて 夫から「どうする?」 と聞かれた時 躊躇なく、「一緒に行くに決まってるでしょ」と一刀両断 引越しの行き先が海外なだけで 一緒に飛行機に乗って、ドイツに行けばいいんだよね と …

アイルランドで松平健になる

懐かしの 『暴れん坊将軍』のオープニングで 松平健演じる徳川吉宗が 朱色フサフサの飾りをつけた白馬に乗って 海辺をパッパカ駆け抜ける姿 この映像を見て 気持ちいいだろうなー 馬に乗って浜辺を駆けて見たいものだわ、と思ったのは 私一人ではありますま…

夢のお話

母の実家は打ち上げ花火で有名な町の田園地帯にある 実家の二階から見る花火は格別だったらしい 母によれば、建てる時、花火がよく見えるようにと注文したそう 打ち上げ花火の上がる日には 母の家族全員と、働いてくれている人たちも一緒に 2階に上がり、わ…

花の香り

ふっと 花の香りが漂ってくることがあります ここ2か月ほどは 梅の花に似た透明感のある香りがしています けれど 近くをみまわしても 花の姿はなく 私の他には誰もいない こういう時 一年半前に虹の橋を渡った子の事を 思います 楽しい時も 辛い時、苦しい時…

田舎の家は要注意(私の実家限定)

私の実家の話なのですが 古い家には、いろいろと仕掛けがあります いえ、忍者屋敷に住んでいたわけではありません 私の友人の中には、「忍者屋敷」と呼んでいた子もいましたけど 彼女が家に遊びにきた時 私の父が ものすごく細い隙間から すすすっと音もなく…

クリスマスイブの思い出

子供の頃の クリスマスイブの思い出は 暗い夜道を家族で歩いて行った教会の 讃美歌と光の行列 ミサの最後 灯した蝋燭を手に 暗い聖堂の中を 讃美歌を歌いながら その場に集まった人たちが 列になって歩く scott payneによるPixabayからの画像 動物には魂がな…

初海外2日目にして見知らぬ人と真夜中に長時間ドライブした話 その2

1からの続きです 既に連絡が行っていたらしく インフォメーションのお姉さんが きょろきょろしながら歩いている私に声をかけてくれた チケットをひっくり返したり まじまじと見て 他の人を呼んできて何か相談していたが 私の方に向き直り チケットは問題ない…

初海外2日目にして見知らぬ人と真夜中に長時間ドライブした話 その1

初めての海外はカナダだった。 バイトにバイトを重ねて貯めた資金で1年間のカナダ滞在 (父から、海外に行くなら勘当だと言われていたので、直前まで秘密にしていた) 成田空港からまずはニューヨークに向かい 従兄弟の家に一泊してから 翌朝早くにカナダに…

お医者さんに「だってあなた、恥ずかしいでしょ」と言われた話

好きなのに 報われないって事ありませんか アイルランドのホリー厩舎に通い始めて何ヶ月か経った頃 それまで乗っていたポニーから 黒くて背の高い、かっこいいお馬に変更になりました 黒一色の渋イケメンとも言えそうな彼ですが 乗馬界のスタンダード、去勢…

(多分、一番無駄になった)散財エピソード  Im Schiffchen

お題「他の人のお金を使ったエピソードを聞くのが好きです。最近の散財エピソードを教えてください。」 最近ではないのですが… お祝いすることがあって 夫婦で レストランに行った時のことです キャビアなるものがメニューにありまして 「食べてみたいなあ」…