JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

思い出

哀しみが 香る という話

お題「においをかいでふと思い出した記憶(めっちゃ短いエピソードでもぜひ聞かせてほしいです)」 お題からずれていたらごめんなさい においつながり で 美術予備校に通っていた時 クラスメイトの多くが浪人一年生 18歳や19歳ばかりだった その中に 私と同…

内腿のシシャモ でかい彼女とのいろいろ その4

これまでのお話 蹄鉄付きの蹄がかすって 打撲 ドクターストップ出たけれど 競技会に出ることになっちゃった それも お初の競技会 どうやって馬に乗る? と思ったけれど 乗ってみれば なかなかご機嫌 いっっったーいっ でかい彼女とのいろいろ その1 - Junipe…

ものもちよいの

お題「10年以上愛用しているもの」 10年以上使っている、となってすぐに思いつくのは 革靴2点と革ジャン 物もちの良い方なので 他にも10年20年 もしくはそれ以上選手はたくさんいて 今も使っている家具は 結婚前一人暮らしをしていた時 家具屋さんを巡り 選…

馬に乗って家に帰りたい でかい彼女とのいろいろ その3

(前回までのお話) 蹄鉄付きの蹄がかすって 打撲 右足首包帯ぐるぐる巻き ドクターストップ出たけれど 競技会に出ることになっちゃった それも お初の競技会 いっっったーいっ でかい彼女とのいろいろ その1 - JuniperBerry’s diary 無理です! でかい彼女…

バイエルンの海で襲われた:ヘレンキームゼー城(Schross Herrenchiemsee)

お題「動物に襲われた記憶」 エキゾチックアニマルと一緒に暮らしていると 「痛いっ」とか「ぎゃっ、驚かせないでよ」という状況には慣れっこで 数え上げたらキリが無い ただ エキゾチックアニマルと言えど 野生の種を捕獲した訳ではなく ブリード種なので …

罪作りな……

お題「ドッキリの成功体験を教えてください!」 大学時代 女子寮に入ってた 女子寮はXの形をした 3階建ての 建って間もない建物で ウイングにはそれぞれ10部屋 全体で計110と部屋数も多かった 私の部屋は南ウィング3F 最上階のどんつきで 同じウィングの新入…

いっっったーいっ😭 でかい彼女とのいろいろ その1

以前の記事で書いた オーナーの秘蔵っ子 トラケーナー種の おっきなお馬さん でかい彼女と出会った話 - JuniperBerry’s diary 彼女は かなりのビビり屋さんで 何かとよく驚いて 横っ跳びしたり 跳び退ったりするのですが そのせいかどうか 時々脚を痛めるこ…

上手くないのに 待ち遠しかった発表会

私が子供の頃は 同級生の女の子のほとんどが ピアノ教室に通っていて 私も、父の知り合いの ドイツ帰りの先生の教室に通うことになった 先生は 背中に棒でも入っているのではないかというほど姿勢が良く 髪を高く盛り上げてアップにした クラシックな雰囲気…

アイルランド食卓事情

ダブリンの一般家庭にホームステイしていたことがある 家族は ホストファザーとホストマザー そして 大学生の次男 高校生の長女 長男はロンドンに住んでいる ホームステイしていたのは イタリア人の男の子と私の2人 この6人で朝晩 食卓を囲む アイルランドの…

ドイツには「お静かにタイム」がございます

ドイツ人は耳と目と鼻がいい と聞いたことがある なぜ? と聞いたら ワイルドだから(野生に近いから?) とその人は言っていたが 確かに、ドイツ人には五感の鋭い人が多い だからかどうかは知らないけれど ドイツには、静かにする時間(ruhezeit)がある 時…

あの日のこと その2

2011年の3月11日 東北大震災が起こり 目黒の和菓子教室で習っていた生徒全員が 教室に足止めになった 誰もが 家族の安否確認に携帯を握りしめ 部屋には重苦しさが垂れ込めていた 「チョコレートを食べましょう こういう時は甘いものが一番」 その言葉は 長ら…

あの日のこと その1

3月になると 思い出すことがあります それは、ある一日の ある人の事 今日と明日、その事を書こうと思います けれど、もしかしたら 気分を害される方がいらっしゃるかもしれない そうだとしたら 申し訳ありません ただ 私個人の備忘録としてここに 書いてお…

お雛様を探して

3月といえば 桃の節句 お雛様 こんなわたくしも かつては 小さな女の子だったのですけれど 桃の節句を祝ってもらったことがありません お雛様は あるにはあるが ネズミに齧られていて どうにも痛々しいというか お気の毒である だから我慢しなさい というの…

朝焼けの見える家と夕焼けの見える家

寝るのが大好きで 布団の中でうとうとするのが至福の時間 朝寝坊して良いとなれば、いっくらだって夜更かしできる だから早朝の空を見たことは ほとんどなかった 実家の2階にある寝室の窓は西向き 大学時代も西向きで 東京で働いていた頃は真南だった 子供…

雨の日は傘をさして

ドイツ語レッスンの日 その日はひどい雨降りで 私は気分がちょっと滅入ってた どんな話の流れだったのか 「私は雨の日が苦手 何にもやる気にならないし 物事も捗らない これまで 雨の日にうまく行った試しがない」 ちょっと不貞腐れた感じで 言ったように思…

バスが来ない

ホリーの乗馬クラブは ダブリン郊外の丘の上にあって 毎回バスで通っていた バス停から厩舎までは ちょっとした坂道 そこを越えると その先には 牧歌的な風景が広がって 綺麗な声で囀るお茶目なロビンや 道端の草花に目をやりながら のんびりと歩くのが また…

田舎の玄関の話

このところ 物騒なニュースなど流れておりますし これからは 各戸に防犯カメラ設置の時代になるのかもしれません 我が家も ダブルロックですが ここに住むまでは ずっとシングルロックでした そして、実家なんて、シングルロックどころか… 私の実家は田舎に…

トルコで一番美しかった

美しい青を見たくて トルコのイスタンブールに 1週間ほど滞在したことがある トプカプ宮殿やアヤソフィア、スレイマニエモスクは 勿論素晴らしかったし 地下宮殿は幻想的だった 繊細な光に包まれる ブルーモスク リュステム・パシャ・モスクの 美しく繊細な…

モデルの顔が怖くとも

大学時代 美術モデルのバイトをしたことがある 友人が教育学部美術科 彫塑教室に所属していて そのご縁で声がかかり もちろん 素人の学生ですのでね ヌードモデルではありません ちゃんと服着てます ただ、彫塑なので 絵画のモデルとは舞台設定がちょっと違…

チョコレート♡

昨日はバレンタイン・デーでしたね この一ヶ月ほどは どこにいっても 綺麗で可愛くて美味しそうなチョコレートがいっぱい 今年は私 新年からチョコレートづいていて 1月初めに山ほどのブラウニー 1月末には 音右衛門のショコラパウンド 2月に入ってからはユ…

父の本棚

今週のお題「手づくり」 私がまだ幼かった頃 着ている服の多くは母の手作りで 遊んだおもちゃのいくつかも 父が手作りしてくれた そんな二人の娘ならば 手作りの申し子であるに違いない と思いきや この私 二次元はまだましとして 三次元では 悪い意味で予想…

スマホがないと

まちぼうけ は よくしたし 友達を待たせちゃったこともある‍♀️ 大学受験で東京の伯母の家に 何週間か滞在した時 地元の友達が ちょうど東京に来るというので じゃあ 会おうよ とハチ公前で約束をした 当日は なかなか寒かった 1時間待ったけど、来ない 電車…

春を知るのは

昨日のお昼ごろ ふと 「春」をすぐそこに感じた 雪国に住んでいた子供の頃は 音で 春の訪れを知った 雪を踏み締める時の音が 濁音になり そのうち 屋根に積もった雪や 氷柱が溶けて ぽたぽたと雫になって音をたてる その音が聞こえ始めると そこから 季節が…

父と本と 私

この頃 小説を読んでいない 手にするのも How Toモノがほとんどで その中に 時折 テキスト 幼い頃の私は そうではなかった 私は 小学校に入学したあたりから 一人で留守番をすることが多くなった 鍵は小学校には持っていかない 昭和の どの家にもあった(よ…

アイルランドで競馬観戦 障害の真横は迫力抜群 

今週のお題「かける」 ・「駆ける」と「賭ける」で アイルランドで競馬観戦に行ったことがある ダブリンで通っていたステイブルのオーナー ホリーの 旦那さんは 北海油田の技師をしていて 競馬のジョッキーでもある その彼が ちょうど年に何ヶ月間かある休暇…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その14 日本に帰ってきたよ

ホテルをチェックアウトして 日本行きの飛行機に乗るべく空港に向かう シベリア鉄道後半 コンパートメントが一緒になった 世界一周旅行中のカナダ人の若夫婦とは 空港でまた会おうね と約束している (日本での宿泊先を決めていないというので 「うちくる?…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その13  ハバロフスクのホテルは……

列車は とうとうハバロフスクに到着した これで約一週間 お世話になった シベリア鉄道ともお別れ アレクセイとミーシャの二人と 別れのハグをして コンパートメントで一緒になった カナダ人の夫婦と一緒に まっすぐホテルに向かった なんたって、一刻も早く…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その12 ふかく

にぎやかなシベリア鉄道の車両が 時折 しんっと「孤独」に包まれることがある 聞こえるのは 列車を線路とが触れ合う 規則的な音だけ 窓の外に目を向ければ 見渡す限りのタイガの森が このまま終わることがないのではないか と思うくらい ずっとずっと続いて…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その11 シベリアでパーティ?

シベリア鉄道にはいろんな人が乗ってくる 始発から終着駅ひとつ前まで 乗りっぱなしだったのは 私だけ みんな一泊から二泊くらいで 降りてしまうけれど 車掌さんたちも含め 彼らとの交流がシベリア鉄道の 一番の思い出になった 新しい乗客が乗ってくると 古…

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その10 シベリア鉄道の車掌さん

シベリア鉄道に車掌さんは2人 (もしかしたら他の車両には 別の車掌さんがいたのかもしれないけれど) シベリアからハバロフスクまでずっと同じ人だった 今でも二人の名前を覚えている 一人は昼間担当の 小柄で落ち着いた アレクセイ そしてもう一人は夜間担…