JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

ヨーロッパ横断 シベリア鉄道で日本を目指す!その12 ふかく

 

にぎやかなシベリア鉄道の車両が

時折 しんっと「孤独」に包まれることがある

 

聞こえるのは

列車を線路とが触れ合う

規則的な音だけ

 

窓の外に目を向ければ 見渡す限りのタイガの森が

このまま終わることがないのではないか と思うくらい

ずっとずっと続いている

何日も何日も 同じ風景の中を走る列車

気が遠くなるほどの 針葉樹林

 

タイガに一歩足を踏み入れれば

そこは熊や鹿や鷲や栗鼠や小鳥や兎たち

多くの野生の生物たちの王国

そして、私がそこで一週間を過ごすことは

ほぼ不可能

 

この深い深い森の中を 細い線路が一本

西と東を繋いでいて

その上を 宇宙から見たならば

豆粒よりも小さな

列車が動いている 

その中に 小さな小さな自分がいる と思うと

不思議な気分になって

窓の外に見入ってしまう

 

***

 

そうそう この旅行で

私は シャワーの事前確認のほかに

もう一つ ポカをした

 

シベリア鉄道は 世界一透明度が高いという

バイカル湖畔を走る

 

車窓から見るバイカル湖、素敵だろうなー♡ と楽しみにしていたのだけれど

バイカル湖畔を通ったのは 夜も夜中の真夜中で

湖の片鱗さえも見ることができなかった

 

シャワーといい、バイカル湖といい

シベリア鉄道は 私の事前準備の甘さを

露呈しまくった旅でもあった