JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

いずれ菖蒲か燕子花 ー神苑無料公開日ー

 

藤もツツジも終わって

もう花菖蒲の季節でございます

 

杜若に花菖蒲に燕子花

どれがどれだか ですけど

花菖蒲は 花の根元が黄色いのでわかりやすいとか

 

京都でアクセスの良い 花菖蒲の名所といえば

平安神宮 神苑

池泉回遊式庭園が有名です

視界も広々として

池を渡る風がとっても気持ち良い

花菖蒲の数 

200種 

なんと 2000株

1500坪の平安神宮神苑

機会があったら

ぜひぜひ おでましくださいませ

 

ちなみに今年の無料公開日は

6/13 8:30〜16:30です

 

私は引っ越しで

ちょっと無理かなあ

行きたいけどーーー

 

www.heianjingu.or.jp

バラしてすまぬ

電話が鳴って 

ナンバーディスプレイには 夫の実家

当然の如く電話に出て 

「ご実家から」と

夫に差し出した

 

ん? 夫の腰が引けている

仕方なさそうに 受話器をとって

「うん」

「そう」

「帰ってきてる」

「わかった」

「はいはい」

 

これだけ言って 電話を切った

 

「淡白だねー」

と 夫を見れば 頭を抱えてる

 

「実家には来週日本に帰るって

伝えたばかりだったんだよなあ。嘘がばれたー」 

 

え? 来週?

3月末に本帰国した時、実家と電話してたよね

それから また海外に戻ったことにしていた って事?

話が読めない

 

実家とは LINEでやり取りしてるみたいだから

(ちなみに私はLINE自体をやってない)

てっきり姑に伝えていると思ってたのに

 

男の子は 女親と実際に電話で話すのって

気を遣いすぎて 億劫なのかな?

 

だけど 多分 今回はそれだけじゃない

何年振りかで帰国して 

今後の事など じっくり考えたい時期

 

自分でもまだ答えを出していない事について

あれこれ聞かれ

難渋するのは避けたいって事だった?

 

そっか ごめん

そうだったか

バラしてしまって申し訳ない

 

なので 今日は肩揉みします

 

デュッセルドルフの家

 

ドイツ北西部にある

ノルドライン・ウェストファーレン(Nordrhein-Westfalen)州

オランダ、ベルギーと接しています

地理で習った ルール工業地帯があり

名前の通り ライン川が州内を流れています

州都は日本人駐在員が多く住む 

デュッセルドルフ(Düsseldorf)

 

大聖堂が有名な ケルン(Köln)や

西ドイツ時代の首都 ボン(Bonn)の方が

有名かもしれません

 

夫の勤務地だったので

郊外に引っ越すまでの 2年ほど

デュッセルドルフに 住んでいました

 

その頃住んでいたのは

ずっと日本人に 引き継がれてきた

マンションで

私たちが入る前 一度も

クリーニングしていなかったのじゃない? と思うほど

備え付けの家具は古いし カーペットは染みだらけ

掃除機は 使うと とっても嫌な臭いがするし

食洗機はなくって コンベックは壊れてた

 

数少ない良いところがあるとすれば

ライン川まで徒歩で15分の距離にあり

部屋は4部屋 全てから 

ラインに沈む夕日が見えること

 

夕刻の部屋の中は 全てが黄金色に光り輝いて

ライン側の向こうに広がる 森のそのまた向こうに

教会の尖塔が浮かび上がる

この時ばかりは 

黄金の中を飛翔する ドラゴンになった気分

 

交通の便と窓からの眺望しか

良いところのない このマンション

他の駐在員さんのお宅と比べたら

はっきり言って、月とスッポン

 

「同じ家賃で もっとずっといい所に住めるのに」

と言われてしまった程の物件

 

ただ、周囲に高い建物の少ない地区の

遠くの遠くまで視界を遮られることのない

7階建最上階は

古さ汚さ&お姑さんみたいな管理人さんを

補って余りあった

 

大家さんが 年齢的なこともあって

この部屋を売りに出す と

聞いた時は 正直 残念だった

 

田舎生まれの田舎育ちなので

地面が近くないと落ち着かない

だから

都会の高層マンションに 「住んでもいいよ」と

言われたとしても

多分住めないんじゃないか って思う

 

だけど この部屋からの景色を思い出す時

高層階に住みたい人の気持ちが 

わかる気も するのです

 

iMac 制御不能

日本に帰国してから

我が家のiMacは 今の子で3代目

初代も次代も 未だ手元にある

 

神戸から東京、京都へと

ずーっと連れ歩いてきたけれど

しかし さすがに今回 

部屋にPC 3台置く余裕はない

 

2台並べて使っている iMacはまだ悩み中

だけど

初代はさすがに リサイクルに出すぞと決意した

その他にも

買ってすぐに インコの餌が挟まって

画面がショッキングピンクに変身した

MacBook air  ともおさらばしよう

 

 

リサイクルするには 初期化をせねばならぬ

何しろ かなり昔の代物

キーボードはともかく、マウスもどっかにいっちゃってる

今使っているBluetoothの マウスは使えない

起動用CD-Romも もう手元にない

 

初期化できない

 

えーっ このiMacと 

これからずーっと 一生を共にするのっ!?

 

好きだったわ

だけど 今はもう 気持ちが変わってしまったの

 

初期化せねば 

そればかり考えて

夢にまで出てきた 

初期化 初期化 初期化 

冷や汗と脂汗と嫌な汗をたくさんかいて

跳び起きた

 

Appleのサポートにも連絡した

大丈夫ですよ、ちゃんとサポートします、ご安心ください

まあ、なんて心強い

と 感謝したのも束の間

その機種は 私どもでも

「ショキカデキルトハ カギリマセン」 とな

 

サポートデスクにできないなら 私に

できるわけがないじゃないっ

 

宅配業者が来るのは 明日

諦めて 宅配業者とリサイクル業者に連絡した

「ごめんなさい、初期化できないので 

キャンセルしていいですか」

 

そしたら 何と!

「こちらで対応しますから大丈夫ですよ」

 

ええっ! ほんと⁉️

天の助けよ

 

どうにかこうにか

iMacMacBook air

ネクストステップに進めそうだ

 

今回の教訓

使わなくなったPCは しまい込まずに初期化して

値がつくうちに 下取りに出すべし

 

 

こんなの出て来た 2

引越しに伴い、古くなったiMac2台も

回収してもらうことにした

回収に出す前に 中に入っているファイルを確認 

外部メモリに保存

 

こういう時って

なんか 見ちゃいませんか?

試験前に 部屋を片付け始めるみたいに

押入れの片付けしていて 

アルバムに見入ってしまうみたいに

 

で、季節柄

ぴったりな写真が出てきたので

こちらに ぺたん

この子たち そういえば

この頃 あまり見かけない

子供の頃は 

ちょっと見れば すぐそこ ここで

ぴょんぴょん跳ねてたのに

 

この ちょっと眠そうな うるうるお目目の

「今日もほわっといい日だね」 とでも

言ってそうなお顔に

癒されます

こちらは おまけ

先日のお散歩で

懐かしい感じの風景を見つけたので

良い一日をお過ごしくださいね

 

地図さえあれば

ヨーロッパ大陸はいくつもの国が 陸続き

だから

旅行で車が大活躍 

ただし

我が家のドイツの国民車 BORA  に

(「ボラ」って…ねえ 走るの遅そう)

カーナビはついていない

 

行き先を決めたら

まずは 地図見て 要所を書き出し

旅行当日は 助手席に座った人が

地図とメモと道路標識を 見比べながら 道案内

そのため 迷った時の責任は 

ひとえに 助手席に座る者が ひっかぶる

 

車でよく行ったのは

ドイツ国内の他にはベルギー、オランダ

それ以上遠くなったら 列車や飛行機になる

 

日本では よく迷子になる私

けれど ヨーロッパで迷ったことは ほぼない

それは ヨーロッパの

住所システムが大きいんじゃなかろうか

 

ヨーロッパでは どんな小さくって

短い道にも 名前がついている

そして

番地は道に沿ってつけられ

日本みたいに 町内 といった面の分け方をしていない

 

索引で道の名前を見つけさえすれば

町のどこにあるかが すぐ特定できる

番地は道の左右に 順繰りについている

 

日本みたいに 

○○町が 飛地で広がってるなんてことは 

あり得ない

 

道路の名前は 市内に

基本、ただ一つだけ 

シンプル&間違えようがない

 

日本の奇々怪界な 住所世界からやってきた 私にとって

欧米の住所は この上なく わかりやすーい

なんてったって 地図さえあれば どこへでも行ける

怖いものなし

 

そうそう、旅行の話

ドイツに来てまもない頃 私たち夫婦は 

ブリュッセルに日帰り旅行を計画した

必要なものは 地図!

さっそく書店に行って探したが これが お高い!

 

家にあるドイツの地図は 前任者からもらったもの

まさか地図一冊が こんなに高いとは知らなんだ

夫と二人 顔を見合わせ

 

ブリュッセルは都会だし 

行くまではアウトバーン(高速道路)に

標識が絶対出てるし

ブリュッセルの町中の地図は 

現地に行けばもらえるはず 

個人宅に行くわけじゃないから

「買わなくっていいね」 と合意

 

さて当日 ヨーロッパ全体の

ごくごくおおまかな地図 1枚を手に

意気揚々と ブリュッセルへGO

 

さすが大都会ブリュッセル 

アウトバーンの標識に従って

難なく到着

ちなみに ドイツもブリュッセルも高速料金はなし

基本、無料で走り放題 です

 

グランプラスに立って 市庁舎を見て 

小便小僧を見て 博物館を見て

ピエールマルコリーニのココアを買って 

ワッフル食べた🎶

 

そうこうしているうちに 日も暮れて 

そろそろ帰路につく時間

綺麗だったし楽しかったし美味しかった

また来たいねーと お喋りしつつ

 

来た時同様 帰りも楽勝

そう思ってた

 

躓いたのは ブリュッセルの周囲を取り囲む

リンク と呼ばれる 

内と外の 2重になった環状道路

 

このリンクを 外側へ外側へと

あみだくじみたいに 抜けないと

高速道路に辿り着けない

 

で、ここで頼るのが道路標識

なんてったって 詳しい地図を持ってません

あるのは A3ほどの大きさの 

西ヨーロッパ全図1枚だけなので

 

ほらほらあそこに道路標識が

と言うそばから、もっと向こうにも

え? さっき通ったところにもあったよね

 

<⇨ドイツ方面>が あっちゃにもこっちゃにも

右左だけでなく、前にも後ろにも

(と思いたくなるくらい)

「あ、間違えた」 と戻ったら また同じ道を後戻り

 

「この道、さっき通った道じゃない?」

「私たち、同じところをぐるぐるしてる」

ブリュッセルのリンクには 妖怪が棲んでいる

 

責を負うのは助手席の私

「きちんと見ろよ」

と言われ

「見てるし! 地図これだし!」

 

一触即発

 

「もう無理だから人に聞こうよ 車を停めて」

と叫ぶ私に 無視する夫

 

なんで 人に尋ねたがらないんでしょ

そういえば

『話を聞かない男、地図の読めない女』

なんて本がありました

『道を聞かない男』に

タイトル変更したら良いのじゃない? と

心から思います

 

くるくるくるくる走りすぎて

ガス欠になりそう

ガソリンスタンドに入った途端 ワタシ

車の外に走り出て おじさんを捕まえ

 

デュッセルドルフ方面はどう行ったらいいですか」

 

その後 無事にリンクを抜け出して

真夜中になったけど 自宅に戻れた

 

ガソリンが 満タンだったら

ガソリンスタンドが 無人だったら

私たちは まだまだ 

あと何時間だって くるくるしていたに違いない

 

教訓:

車でヨーロッパを旅行する時は 地図をケチるなかれ

 

 

そうそう、キューケンホフへの 

現地日帰りツアーで乗った 観光バス 

当然カーナビがついていた

ところが帰り道、バスが不可解な道を走り出し

運転手さんが

「すみません、迷いました 現在地もわかりません」と

(カーナビ通りに走っていたら

知らない工場地帯に入ってしまったらしい)

 

カーナビ付バスでも プロの運転手さんでも

迷子になる事はある

だけど 真っ当な地図さえあれば 大丈夫

 

(ただし ヨーロッパ全図1枚は お勧めしません)

 

 

ノコギリは必要

 

引っ越しを控え

持っていくものと 要らないものの 

分別に勤しむこの頃

 

これが思いの外 大仕事

我が家は 物が多いんです

なんてったって 引っ越しのたびに 

「開かず」ならぬ「開けず」の 段ボール箱が増えていく

 

これまで それでもやってこれたのは

なんだかんだ言って、古い社宅は収納(押入れ)が多い

その上 外部倉庫がモレナク付いてくる

 

だが、今回の引っ越し先には

外部倉庫もベランダ倉庫もなく

内部収納だって 心許ない

築浅は嬉しいが、収納が少ないのは盲点だった

 

これはどうにか 容積を圧縮しない事には

立って寝ることになってしまう

 

モノか それとも 睡眠か

そんな切迫感から

後生大事に持ち続け 人生を共にしてきた品々に

「すまぬ さらばだ」を 断腸の思いで伝える日々

 

別れを惜しむ私の横で

無情にも ぽいぽい捨てていくのは 夫

買う時も早いが 捨てるのも早い

 

これ、何回使ったん? というような

スーツ用の大きなバッグやボストンバッグ、小物まで 

処分コーナーに 次から次へと置いていく

 

夫のものだけなら 私も文句は言わないが

私の持ち物にまで口を出してくる

まあ、捨てられない上に長く使い倒す 私の

物が荷物の大半を占めている、ことは

認めざるをえないのだけれど

 

そんな夫の シビアな視線が向けられたのが

画材

さすがに油絵の具は とうの昔におさらばしてある

けれど 夫には使い方すら想像できない

摩訶不思議な物品が まだまだ山ほど

ボックスの中に収まっている

 

何十本もある 刷毛や筆 

水彩絵の具を全色置いたパレット3枚 

ここらへんは 抱き抱えて 死守

 

そこで 夫の目に留まったのが

用途が極端に限られたドライバーや 

血迷って買ったグラインダー

「これはいらないよね、使わないよね」というお言葉に 

至極真っ当なご意見と おさらばすることに

ただ、意見が大きく分かれたのが

ノコギリ

 

ホビー用ノコギリだから そんなに大きくはないけれど

歯もちゃんとしていて カバーも付いてて 

まだまだ きちんと使えるお利口さん

 

けれど 夫は「危ない」「怖い」「痛い」「小さすぎる」

「後からちゃんとしたのを買えばいい」

と言って譲らない

 

このノコギリにだって 思い出があるんです

juniperberry.hatenablog.jp

大学入試の二次試験で 

ギコギコやった こっ恥ずかしい思い出が…

どんなに恥ずかしくたって 

それはそれで 大切な思い出

 

「まだまだ使えるよ」「使いやすいサイズなんだよ」と反論を試みるが

「いつ捨てるの」と見るたびに言われ

さすがに「もう勝手にどうぞ」 と 任せてしまった

ごめん ノコギリ

 

そして先日のこと

さよならリストに加えられたのが

すのこを組み合わせたような 棚

案外大きい

可燃ごみとして出すには 解体しなくては

さあ ノコギリが必要だ 

しかし もうない😱

 

ほらーっ😤 と夫に言ったら

スーパーで買ってきてくれたのが

私のノコギリの1/2サイズで

ナタみたいに一辺にしか歯がない

ノコギリと呼ぶのも憚られる

えせノコギリ

「あれ? ちゃんとしたのを買うって

言ってませんでしたっけか?」

 

こんなんで切れるんかいっ💢

でもやるしかない

いや、やってもらいましょうっ

 

夫にノコギリを任せ、私は抑える係に

ぎーこぎーこぎーこ 

気が遠くなるほど 進まない

そのうち 夫

「手が痛い こんなのできるわけがない 

永遠にかかっちゃうよ」 と言い出した

 

ええい、軟弱者め

「もういい、私がやる」と

不本意ながら えせノコギリを奪い取った

 

田舎のど田舎の とてつもなく古くて

どっかこっか不具合ばかりの家に 住んでいた私

直すのにいちいち 大工さんをお願いしていたら 

すっからかんに なってしまう

 

使っていない部屋は 

父の大工部屋と木材置き場になった

土日になると 父は日曜大工で 家のそこここを直し

お父さんっ子だった私は

お手伝いと称しては

ちょろちょろまとわりついては邪魔していた

 

ノコギリを手にした私の頭の中に

「押して切ろうとするから切れないんだよ

ノコギリは引く時に力を入れるんだ」という

父の声が 響き渡る

 

父がやっていたように 木の板を脚で押さえ 

引く 引く 引く

あっという間に いっちょ上がり

夫が目を丸くして 「得意なんだね」

と 言った

(いやいや、得意とかではなく

単に ノコギリ歯の角度と力の加減の問題です)

 

ちなみに私、大工仕事は 概ね苦手

釘打つはずが 指を打つ不器用さ

 

なのに

 

変に手を出し 今後の えせノコギリ作業を 

自ら 招き寄せてしまった悲しさよ

 

それにしても エセさんはやっぱり疲れる

悔しいけど 真っ当なノコギリ 買ってくるかなぁ