列車は とうとうハバロフスクに到着した
これで約一週間 お世話になった
シベリア鉄道ともお別れ
アレクセイとミーシャの二人と
別れのハグをして
コンパートメントで一緒になった
カナダ人の夫婦と一緒に
まっすぐホテルに向かった
なんたって、一刻も早くシャワーを浴びて
汚れをすっきり落としたい
外国人は指定されたホテルにしか泊まれない
ホテルの宿泊価格は外国人向けプライスで
なかなかのお値段
（外国人価格はうろ覚えで2万円超ほどだったけれど
ロシア人がはすっごく安く泊まれるらしい）
部屋の設備は ちょっとしょぼいビジネスホテルくらいだけど
ロシア人には大柄の人も多いからか
部屋自体は なかなか広かった
荷物を置いて 早速シャワーを、と思ったら
（この金額でも バスタブはない）
水しか出ない！ それもちょろちょろ
フロントに電話をするけど 埒があかない
その上 部屋も寒い
仕方がないから ブルブル震えながら
水シャワーを浴びた
いい勝負
せっかくだから街を観光しようかと思ったけれど
ホテルの周辺をちろちろっと歩いただけで
ホテルに戻って寝てしまった
なんだかんだ言って
床が動いていないというのは
安心
明日はもう日本
嘘みたい 夢みたい
日本に帰るのが嘘みたいなのか
それとも
これまでの旅行が夢みたいなのか
多分両方
明日は日本
あったかいお風呂が 私を待っている
