とうとうモスクワに着いた
ここからの行程は全て
事前に購入したバウチャー通りに 動くことになる
「この町 楽しいから もっと長く滞在しちゃお」
とか
「時間ができたから 一足早く次の町に行っちゃおう」
なんてこれまでみたいな 自由気ままはご法度
モスクワでは赤の広場に
ほとんどの観光名所が集まっているので
そこにさえ行けばいいのだけれど
いかんせん、道路標識のキリル文字がちんぷんかんぷんすぎる
事前に 読み方だけでも、と
ちょっと勉強したつもりだったけれど、
役に立つ域には到達していなかった💦
『地球の歩き方』を片手に きょろきょろ周囲を見回しながら
赤の広場を目指していると
すれ違った女の子に呼び止められた
ロシア人の女の子って、どうしてこんなに綺麗なんだろう
3人とも可愛くて、ビスクドールみたい
思わず見惚れてしまった
「あなた 日本人?」と聞かれ
「はい、そうです が…」
「どこに行きたいの? 連れて行ってあげる」
と満面の笑顔
その笑顔にまたもやうっとり
お言葉に甘えて 彼女たちについていく
歩きながら 英語で観光案内をしてくれる
しばらく歩いていると
道端にアイスクリーム屋さんが店を出していた
一人の女の子が ひょいっと入って
1コーン買って戻ってきた
アイスが3個乗っかっている
世界どこでも、女の子はスイーツ大好きだよね😋
と思っていたら
そのアイスクリームを私に差し出した
え? 私に
「遠い日本からロシアに来てくれてありがとう
あなたを案内できたこと、すごく光栄だわ
これはそのお礼」
いつの間にか 目的地の目の前に来ていた
え? 光栄って そんな
(多分 「案内できて良かったわ」くらいの意味だったんだろうな)
いやいや、感謝するのはこちらの方で と
しどろもどろになっている私に
またもや天使の笑顔を見せて
3人は手を振って 元きた道を小走りに戻って行った
アイスクリームはすっごく美味しかった
見どころだらけの赤の広場
カラフルな玉ねぎ頭の おとぎ話に出てきそうな
歴史的建造物たち
じっくり しっかり見たはずだけど
3人の印象が強過ぎて あまり覚えていない