JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

ミズモシタタル いい男?

 

インコ臭って 聞いたことおありでしょうか

それは インコの背中やお腹のにおい 

 

もし、身近にインコ飼いさんたちがいらっしゃる場合 

彼らが事あるごとに

鼻をインコにくっつけて クンクンするのを

目撃することがあるかもしれません

(いや、 ほぼないとは思うんですけどね)

それは

その「インコ臭」を嗅いでいるからなのでありました

 

インコ臭とは

どんな「におい」かといいますと

日向に干した枯れ草、赤ちゃんの匂い、

ナッツやバニラ

ポップコーンや焼きたてパンの匂い

なんて 言われているようです

 

インコ臭の原因は 食べ物や

尾脂腺から出る(羽のお手入れ用の)脂

なのだそうですけれど 

 

実は 最近の我が家の鳥類からは

あまり匂ってきません 

健康な時はほぼ 無臭

 

ところが、かつて我が家に

においかなりキツめで 主張してくる鳥がおりました

それは ドイツまで連れて行った

小桜インコ 

インコと一緒の海外引越しは大騒ぎ - JuniperBerry’s diary

名前を パキオさんといいます

 

パキオさんの 背中のにおい

何に一番似ているかといえば

縁側で干したお布団や 干し草の香り 

日によっては

ちょっと甘さを加えたパンの香り

穏やかな休日の 日向ぼっこを思わせる

気持ちの安らぐ ほんわか幸せな香り

 

もちろんわたくし

飼い主の特権を存分に発揮して

事あるごとに クンクンしておりました

 

そんな 良き香りのする

パキオさんが 毎日欠かさないもの

それは水浴び

 

彼にはこだわりがありまして

流れる水でないと嫌

そして 水盤は

飼い主=私=下僕 の

手に限る 

 

「われ水浴びを所望す🎶」の お気持ちになると

勝手に蛇口(台所だろうと、洗面所だろうと)まで 飛んでいき

「早く手をよこせ!」と

小桜インコ独特の 金属音にも似た

キンキン声で 

下僕が駆けつけるまで

大声で呼び続ける

 

水浴びは 基本「水」

真冬でも 「水」

手が凍えそうになろうとも 

じっと両掌に

水を受け続ける下僕の いじらしさ

もう、涙なしには語れません

 

びっちょびちょになり

水を滴らせて ご満悦の 

パキオ殿

羽をつんつくさせたお顔は 

はるか昔の ご先祖様のよう

その次にする事は 下僕の肩に飛び乗って

下僕の服で顔を拭き

ぶるんと体を震わせて 水を飛ばす のが 

 

お決まりなのだけれど

 

彼が肩に飛び乗ってきた瞬間

下僕は 失礼ながら 俊速で顔を背けます

なぜならば

 

パキオさん くっさいんです

鼻が曲がりそうなくらい 臭い

あれは なんと言ったらいいんでしょうね

いや、もう、ほんっとうに臭いんです

鼻をつまみたくなるくらい

 

乾いている時と 濡れた時の

この落差

失礼ながら 同じ鳥とは思えない

 

そして 綺麗好きな男

パキオさんは 

一日に何度もシャワータイムを所望される

その度に こっちの鼻も対応に忙しい

 

インコの香 でも インコの匂い 

でもなく

「インコ臭」 と呼び習わされているのは

 

この 鼻つまみレベルの

「臭い」によるものに (多分)違いありません