JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

京都の町は狭かった

 

先日は『君に扇』のお稽古 二日目

 

とうとう、体の前で腕クロス 

左右それぞれの扇の骨に人差し指を引っ掛けて

くるりくるりと回しながら歩く というパートに入った

 

扇を回さずに 手ごと回して呆れられ

腕が短くて しっかりと腕を交差できずに呆れられ

手が硬くて 指が綺麗に反らなくって呆れられ

 

あぁ道は遠い 頑張ろう

 

頑張るとお腹が減ります

帰り道、すい寄せられるようにデパ地下へ

アジフライが食べたいなぁ なんて考えながら

ふらふらふらと歩いていると

 

なんか 見覚えのある顔が すーっと通り過ぎた

んんん〜と 視線は彼女の方を追いながら 足はそのまま慣性の法則

一方の彼女も私の方を見ながら 離れていく

 

そして 二人同時に立ち止まり

「だよね!」

「そう! 久しぶりー」

 

彼女とは 神戸にいた頃に

一年ほど教室でご一緒したことがある

 

そういえば、私が京都に越してきた頃にも

やはり四条通で すれ違い

「あーあああ」と お互いに指差して 立ち止まった

昔話がはずみ

何回かお茶をご一緒したり

紅葉を見に行ったり 神戸に遊びに行ったり

 

その後 彼女は公私共にいろいろとあって

ご無沙汰していたけれど

 

また 四条で再会

 

どうしたかなぁって思ってたから

とても元気そうで安心した

 

それにしても

ほぼ十年ぶりなのに 

マスクしてるのに

誰だかわかるって 人間の認識能力ってすごい

 

ただ、私の記憶能力の方は 非常に頼りない

彼女の顔を見ながら、アドレス帳を思い浮かべ

「あ」から順繰りに思い出そうとしたけれど

ダメ 

 

立ち話の間中 彼女の名前を呼ばずに

押し通し

帰ってからアドレス開いて、確認

 

ああ、よる年波と記憶力😱

 

それにしても よく 知り合いに出会う

先週も町中で お稽古の先輩とばったり出会った

 

京都は 東京とは比べものにはならないけれど

それなりの規模で、どっちかといえば

大都市寄りの部類に入ると思う

なのに

町を歩いていて知り合いに会う確率が すごく高い

神戸とは比べ物にならないくらい 高い

 

だからだろうか

生粋の京女の友人と お茶やランチをしている時

特に先生や師範の噂話は

周囲に知り合いいないよね、と確認してから話すことが多い

(別に人に聞かれて困るようなことは 話さないけど)

 

 

京都に住んで たった十年強の私でさえ

こんなに頻繁に 知り合いにばったり出会うのだから

生まれも育ちも京都の人にしたら

どこに行っても誰かいる くらいに違いない

 

京都って狭いんだなあ と思った1日でした