JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

鳥さんとの攻防

 

穀物食の鳥さんにお薬を飲水投薬する場合のことを

まっぴよさんが書いていらっしゃいました

とっても勉強になりました

 

happymayalife.hatenablog.com

 

さて、うちはどうかな、ちゃんとできてるかしら 

実は私

穀物食(セキセイインコオカメインコなど)の子に

投薬した経験がなく 

投薬経験があるのは

果実食(果実や種実を主食とするヨウムなど)の子達

 

穀物食のインコさんに薬を飲ませるよりも

果実食の子の方が ちょっとは楽なのかも

とは思ったのですが それでもやっぱり

薬を飲んでもらうのは なかなか大変

 

人の味覚にはとうてい及びませんが

インコって鳥類の中では なかなか味覚が発達している方らしく

味蕾が舌だけでなく 上顎や喉の基部にまで分布しているのだそう

 

ちょっと味がいつもと違うってだけでも

「これは食べたくありません」 と拒否されるのに

それが苦い薬となったら もう大変

(ちなみに、有機野菜かそうでないかも 彼らには識別できてる気がします)

 

試行錯誤を重ねに重ね

やった! と思っても 

次は見破られて 撃沈 とか そんなことばかり

 

無味無臭のお薬なら

日頃与えている 野菜をマッシュしたご飯に 

好物のさつまいもやバナナを入れて 甘味を加えることで 

少しぐらい食感が変わっても 食べてくれる事が多いのですが

 

苦い薬は 手を替え品を替え もう大変

これまでで 一番手がかかったのは

バナナで薬をサンドして その周りにプリンを塗りつけるというもの

この手で 最強苦い薬を飲ませました

 

しかし、バナナはおやつ扱い

できるだけ少量に収めたい

そして、(苦いとバレないように)

咀嚼されないくらいの大きさでないとまずい

 

試行錯誤の上 落ち着いたのは

バナナの大きさ5mm角 という大きさ

 

それをまた半分にスライスして、中に苦い粉薬をぱらぱらと

そしてもう一度くっつける

薬入りバナナサンドイッチの周囲を薄くこそげるようにして

薬の粉がついていないようにチェック

最後にプリンを全面に塗りたくる

 

これを全部で6、7個 

咀嚼せず飲み込んでもらう!

そう、スピードが命

 

指に乗っけたバナナプリンを

矢継ぎ早に嘴の前へ

 

ゆっくり味わいでもされようものなら

「ん? 苦いやんっ こんなの食べられるかいっ!」 となり

 

一旦バレたら 次からは

胡散臭い目で見られて

もともと「痛い腹」をこれでもかと

探られるだけでなく

記憶が薄れるまで、同じ手が使えなくなってしまう

 

お薬サンドを作っているその過程も 

見られぬように、極秘に進めることが肝要

 

なんか変なの入れてるぞ、とバレたら そこでゲームオーバー

別の手を考えなければならない

 

そして、苦い薬の他に

もう一つ難儀だったのが 薬の量が多い時

 

マッシュしたご飯に混ぜようにも

量が多すぎて 食感が変わって拒否される

そういう時は水に溶かすしか 手がない

 

必要量をしっかり摂ってもらうために

一日に飲むキッカリの量に溶かし入れて

全部飲んでもらう!

 

ただ、それが難儀

 

(インコにはこの食べ方をする子が多いんじゃないかと思うけれど)

うちの子はペレットを水に浸して食すのが お好み

そして投薬中に入れる水の量は ほんの少量

かくして

お水は すぐにペレットポタージュに早変わり

そしてうちの子、ポタージュはお好みではない

 

それを回避するため

浸したペレットのかけらは 可及的速やかに取り除く

 

水溶かし込み作戦の期間中は ケージと机を行ったり来たり 

水入れ監視員となっておりました

 

投薬期間をクリアして 検査結果にOKが出た時には

脱力するくらい嬉しかったですー

 

ほんと

投薬は鳥さんとの 知恵比べ