JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

お茶にお酒に

 

茶道を習っている人にとって

京都は特別な場所かもしれません

 

そして お茶といえばお稽古もそうですが

やはりお茶会

 

大徳寺で催されるお茶会から

ちょっと変わり種のお茶会まで

京都のお茶は千差万別多種多様!

 

中でも私が一番驚いたのは

京都市伏見区の 御香宮で4月に催される

献茶式

 

御香宮は伏見7名水の一つ 御香水で有名です

ただ、東北大震災の後、水質が変わってしまったのか

浄水器を通さなければ

飲めなくなってしまったようですけれど

 

色鮮やかな表門は伏見城の大手門が寄進されたもの

小堀遠州が伏見奉行に命じられた折に作った

石庭を見ることもできます🎶

 

4月

その御香宮で お茶の三千家の持ち回りで

献茶式が行われます

 

こちらのお宮さんは

JR桃山駅近鉄と京阪の桃山御陵駅の

3つの駅から 歩いて5分ほどという

便利なところにあります

 

京都の 大寄せのお茶会って バスを乗り継いだり

タクシーを使わなければ行けなかったりする

場所で 催されることも多く

 

表門に着いても敷地が広大すぎて

そこから長々歩くはめになったり

時に(私なんかは)迷う事もあるので

御香宮のお茶室は 門から入ればすぐにわかるのも嬉しい

 

 

献茶式を拝見して

美味しいお茶に

美味しいお菓子をいただいて

 

しかしそれだけではありません

 

ここで特別なのは

 

点心席❗️

 

お茶会の点心といえば 

お蕎麦(小麦粉の割合が多い気がするのは私だけ?)

 

ところがこちらは

伏見の名店 魚三楼のお弁当🎶

 

お弁当を楽しみに 点心席に入ると 

伏見を代表する酒蔵の方たちが

「ささ、こちらへとばかり」 案内をしてくださいます

そして、入り口で渡されるパンフレットには 伏見の名酒一覧

 

酒蔵さんが御香宮

氏子になっているからでしょうか

 

点心のお部屋に入ると

壁際にも 伏見全ての酒蔵のお酒 が

ずらーっと並んでおります

 

圧巻です

 

中にはあまり出回っていないお酒もあるとか

そしてこれらの酒瓶、ただの展示じゃあありません

 

そうなんです

こちらの点心席では

 

伏見の銘酒が

飲み放題!

 

私も下戸のくせに

酒造の方達にお薦めを教えていただいて

利酒の真似事など しちゃいました

 

周りの方達も 皆さん お酒を楽しんでいらっしゃいます

とはいえ

どなたも ついさっきお茶席に入られて

お茶を何杯も飲んできた方々

 

すでにお腹がお茶で チャポチャポ? 

 

酔っ払って千鳥足って方は

これまで お一人も見たことはありません

 

御香宮の献茶式は

お茶のみならず

伏見のお酒の 味比べまでできるという

なかなかオツなお茶会です😉

 

 

 

御香宮献茶祭

2023年は日程以外の詳細未定(感染状況などによって変更あり) 

4月のうちの一日(2023年は4月15日 表千家

御香宮神社 京都市伏見区御香宮門前町174

連絡先 075-611-0559

交通 JR桃山駅近鉄桃山御陵駅、京阪桃山御陵駅 それぞれ徒歩5〜6分

前売券 例年は5000円 茶席3席、点心席

当日券なし

 

gokounomiya.kyoto.jp