美しい青を見たくて
トルコのイスタンブールに
1週間ほど滞在したことがある
勿論素晴らしかったし
地下宮殿は幻想的だった
繊細な光に包まれる ブルーモスク
リュステム・パシャ・モスクの
美しく繊細なアラベスク模様のタイル
ガラタ塔から見るイスタンブールの夕焼け
夜中の散歩で見た 影のようなモスクを照らす月の光
全て全て 時間を忘れてしまいそうなほど 美しかった
けれど、トルコ滞在で
何より忘れ難いのは
アヤソフィア前で
案内をかってでてくれた 日本語が堪能な男の子
「この料理はこうやって食べるんだ」
「日本ではどんなものを食べているんだい」と
料理を運んでくるたびに お喋りをしていく
陽気なウェイターさんたち
すれ違い、駆け戻って来たかと思うと
「これ食べて」と
恥ずかしそうにパンを差し出した
私がぽかんとしていると、ニコッと笑顔を見せて
また走って戻って行った少年たち
トルコで出会った人たちの
屈託のない笑顔と優しさが 一番の思い出
未曾有の災害に見舞われた
トルコの人たちに そして
隣国シリアの人々に
あの 幸せと喜びに満ちた笑顔が
1日も早く戻りますように
心より 心より祈っています