JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

こんなん出てきた 夫のボックス編

天袋の中をチェックしたら

奥の奥のずっと奥に

夫の名前がデカデカと書かれた(秘密の?)ボックスを発見

 

こんなの出てきたよ、いるかどうかチェックしといて と

言うと

「一緒に見る?」 

 

え? 秘密じゃないの? なら 

お言葉に甘えて と 

A2サイズで高さ20cmほどの 

「ボックスを開く儀」に

参加させてもらった

 

こういうのって何が出てくるか ワクワクする

 

蓋を開けると 

紙類が山ほどと 缶箱や木箱がいくつか

 

紙類は 何かと思えば、私からの手紙だった

 

そんなん とっておいたんですか!?

「いやー、恥ずかしい 捨ててくれ」 と私

「いいの? 捨てても」

 

うーん、そう言われると 悩ましい

捨てられたら捨てられたで ショックな気もする

「開けずに見ずに、そのままにしといてください」

 

手紙類はそのまま ほぼ触らぬ状態で元に戻された

 

いつかどこかで 機会を見計らい こそっとチェックして

自分が許せないくらい恥ずかしいのがあったら 

破棄しよう と 心に決めた

それがいつかは わからないけど

 

さて 次に開けるのは小さな箱の中

まず木箱

中から出てきたのは 奇々怪々なオブジェ と見えた

木の実や種

 

アイベックスの角みたいな松ぼっくり

タツムリの殻みたいな種

かわいいくって、不思議な形

どこからこんなの拾ってくるのかと思ったら

ヨーロッパで出張に行った時 どこぞで買ったらしい

 

虫が喰っているのか 粉が出ていた

「虫かな?」とつぶやいた途端

虫嫌いの夫の手により

速攻ゴミ箱行きになった

 

他には お守り類と姑さん手作りの小物

「こういうのってどうしたらいいか困るよね」 とつぶやく夫

私にだって答えようがないから 

黙ってあらぬ方向を見て やりすごしてしまった 

別の袋に入れられて、その後どうなったかは知らない

 

そして缶箱の中からは

私だったら 何があろうとも

買うことなんて絶対にないし

まず 目に留めることもないであろう

夫のテイストどっぷりの

小物 小物 小物

 

指の先くらいの ちいちゃなトリトンの根付け

蚤の市で買ったらしい アンティークの懐中時計

チョコレートブランド milkaのピンバッジ

(色の変色した)布で大切に包まれた

薪を背負った女の子と スキー板を抱いた男の子の

陶製の素朴な置物

 

そして、もう一つ 

やはり布に包まって しまわれていた物

かなり厳重で 期待が高まる

 

出てきたのは

これ

なんじゃこりゃ 

ひょいっと取り上げ、まじまじと見る

夫の好みは理解不能

(私と結婚しているのだ 推して知るべし)

 

だけど、どうしてこれ?

この、この、このっ 先が出てこない

見れば見るほど 笑いが込み上げてくる

 

せっかくなので

ぐるっと見ていただこう

一番大切そうに 厳重に包まれた これ

ケタケタ笑う私に向かって 夫

「なんで? 可愛いじゃない ほら、上に鍵だって置けるんだよ」

 

サイズ的に 無理です

 

「もういいよ、返してよっ」

夫 私の手から この(なんていうんでしょうね これ)

「?」 を取り返し

また 後生大事に 布でくるくる巻き巻きして

私から守るように 箱に戻した

 

ああ残念 もっと笑いたいのに

 

(その後お風呂に入っていたら 

急に思い出し クククーっと笑い続けた

後から気づいた うっかり窓があいていた)

 

あれって もしかして 笑い神様だったのか?

笑いが欲しい時

こっそり貸してもらことにしよう

 

あーっ 楽しかった