一月も半ばになりました。
二月がどんどん近づいて来ています。
あいつの季節の到来です
黄色い あいつ
その名は
杉 & 桧 花粉!
いえ、いえ 花粉がなければいいとか
言いたいんじゃないんです
大いなる自然の営みなのですから
大自然の偉大さに比べたら、私のくしゃみの問題なんて
ちいさいちいさい 取るに足りない事なのですけど
ただ、いくらなんでも
こんなに沢山ばっさばっさとふらせなくとも T-T
もともとハウスダストアレルギーのあった私
大学時代から、畳だらけの実家に帰るとくしゃみが止まりません
その後
就職して症状は悪化
ティッシュボックスを抱えながら仕事してました
それがドイツに行くことになりまして
ヨーロッパの家は木と石でできている
これでハウスダストともおさらば、解放される!
と期待で胸は高鳴ります
そう、そして
予想した通り、くしゃみはパタンとやみました㊗️
ええ、初めの2年間は
ところがその翌年から
すさまじい くしゃみと鼻水と鼻詰まりが始まったのです
車から出た途端にくしゃみ連発
誰かの家に遊びに行ってもくしゃみ
一日一箱のペースで消費するティッシュボックス
夜はひどい鼻詰まりのせいで、悪夢を見た時みたいに
息苦しさに飛び起きる
なんて事が連日続き 慢性的な睡眠不足
年がら年中
春も、夏も、秋も、冬(これは寒いから?)も
くしゃみ鼻水鼻詰まり
あの頃私と出会った人たちは皆
私の地声=鼻声だと認識していたようで
日本に戻ってから再会した人のほとんどに
「あれ、声変わった?」と言われました
そして、飼っているインコまで
私の鼻声を真似してお喋り
理由もわからぬ 苦しさに
ドイツ人の知り合いに
オススメの耳鼻科の先生を教えてもらって
かけこみました
パッチテストの結果は
なんと ドイツのほぼすべての植物の花粉に
アレルギー反応
もちろん ハウスダストも健在
道理でひっきりなしに鼻詰まりのはずです
なぜこんなことになったかといえば
それは全てが真っ黄色になったあの年
ドイツ滞在2年目はとても暑い年でした
草木はこれ幸いと葉を茂らせ、
ここぞとばかり 花をめいいっぱい咲かせた
その結果
郵便ポストも窓ガラスも、車も全てが真っ黄色になりました。
花粉で
家の軒にかけられた蜘蛛の巣にまで
花粉がひっついて 巣の形状は 虫たちに丸見え
あの年、蜘蛛はひもじい思いをしたに違いありません
これまでの人生で ほとんど接したことのない花粉が
突如雨霰と降り注ぎ、
それはまるで 体が不意打ちをくらったようなもの
体慣らしも何もあったものではなく
あの1年だけで許容量をぱーんと超えてしまったようなのです
おそるべし ドイツの花粉
郊外に住んでいましたが
平坦地ばかりのドイツの郊外は、
山がちな日本にあてはめれば、ど田舎に匹敵するくらい自然が多い
そして、ドイツにはマスクの習慣がない
人目をそれほど気にしない私でも
さすがにヨーロッパで万人の好奇の目を浴びながら
闊歩するほどの勇気はない
必然的に、花粉は私の鼻腔を万年フリーパス
しかし
例の耳鼻科の先生に
処方してもらった点鼻薬(Nasonex)が劇的に効いて
夜の夜中に飛び起きる生活からは
めでたく解放されました
ただ、だからといって
花粉症ではなくなったわけではなく
やっぱりティッシュは手放せない
ドイツにいる間中、
まるでナプキンみたいに頑丈な(洗濯機に入れても大丈夫)
TEMPOのティッシュには
非常にお世話になりました
(これなしには暮らせないと
帰国時に段ボール2箱分送ったくらい)
ちなみに、ヨーロッパでは
オリーブや白樺の花粉に反応する人が多いみたいですね
ドイツから日本に帰国して
日本でもやっぱりティッシュボックスを脇に抱える日々
かと思いきや
なんとなんと ドイツにいた時よりずっとましになったではありませんか
そして花粉症らしく 季節は春限定
すべての花粉にアレルギーを発症したはずなのに???
実は、同じ植物でも
ドイツと日本では花粉形状が少し違っていて
そのため、日本の花粉にはアレルギー反応がそれほど強く起きなかったのです!
なんて素敵
でも 杉とヒノキ花粉には
ばっちり反応するので
せっかく花々の咲くいい季節なのに
春の到来がちょっと悩ましい
さて、今年の花粉飛散量はいかがなものでしょう
あんまり飛ばさないでほしいなあ