JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

馬に乗って家に帰りたい でかい彼女とのいろいろ その3

(前回までのお話)

蹄鉄付きの蹄がかすって 打撲

右足首包帯ぐるぐる巻き 

ドクターストップ出たけれど 

競技会に出ることになっちゃった

それも お初の競技会

いっっったーいっ😭 でかい彼女とのいろいろ その1 - JuniperBerry’s diary

無理です! でかい彼女とのいろいろ その2 - JuniperBerry’s diary

 

コーチの鶴の一声で 

怪我する前と全く変わらず(というか それ以上に)

ほぼ毎日乗馬クラブに通うことに

 

ただし

いくら乗馬ブーツに 足が入らないとはいえ

草履ばきは危険

 

乗馬用のショートブーツに 足先をツッコミ

包帯巻き巻きの量を薄めにして

踵まで どうにか入れ込んで

足首より上は 後部のジッパーを上げず

上のホックだけ留める

革のショートチャップス(ゲートル)も欠かさない

 

いわゆる(?)

足首部分だけ 靴の後ろから丸見え方式で いくことにした

 

ここまで がんじがらめに保定すると

歩き方が ロボットみたいになるけれど

 

ブーツさえはいていれば、痛みもそれほどではないし

友人に頼もうと思っていた馬装だって 自分でできた

ただ、さすがに馬の背にまたがるのは 

馬が(びびりで でかい)馬だけに ちと辛い

仕方がないので 鎧(あぶみ)の長さを極限まで長くして

(かっこ悪いけど)

乗ってから 長さを調節することにした

 

なんだかんだいって 他の人に頼らずとも 

馬に乗ることができて ちょっと誇らしい

 

「いや、そもそも乗馬しようってのに

スニーカーなんてはいて 怪我しなければ、

こんなことになってないから」という声は スルー 

こんな時こそ 自己肯定感高めなくっちゃね

 

まずは 馬の準備体操にアリーナを歩かせる

 

コーチが事前に

「Juniperは足を怪我してるから

馬を驚かせないように気をつけてあげて」

と言ってくれていたので 

 

まるでモーゼのように いく先行く先 

他の馬が避けてくれる

あら まあ なんて気持ちいい

 

その上

痛めた箇所に 何の力もかからないので

家の中にいる時よりも

車を運転するよりも

ぜんぜん痛くないし ずっと楽

このまま馬に乗って家まで帰りたい

(びびりのでかい彼女 以外の馬で)

 

なるほど コーチが 

「怪我してたって練習する」と言った訳が 

やっとわかった

 

足を怪我してても 乗馬に大きな影響なし

 

 

準備運動の間

上手なみんなが 行く手からどいてくれ

ちょっとした 王様気分を味わっていた私だけれど

 

見学者が入ってきた時だけは別

急にドアを開けて入ってくるので

その度に 馬はビビりの本領発揮

目を剥いて 「いやん あんた誰」と 

体をねじらせ 横っとび

 

さすがにこれまでのトレーニングで

以前のように「怖いよー やだよー」と 

アリーナの中を 何周も駆け回るようなことは 

しなくなっていたけれど

 

前後なら まだ対応できても 

横っとびされてしまうと 

鎧に足を乗せずに ぶらぶらさせているので

踏ん張りがきかない

 

「うわっ」と半分落ちそうになって

鬣(たてがみ)ごと手綱につかまり

どうにかセーフ

よっこらしょ と体を起こしているところに

 

コーチの声がとんでくる

「足は鎧(あぶみ)に入れているのと同じ位置っ!」

 

なるほど

ただ楽に乗っているだけじゃ

練習にならないよね

 

そう そしてここからが

鬼コーチの本領発揮なのであった

 

 

でかい彼女とのいろいろ その4に続く