JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

寒い時には⛄️

今週のお題「防寒」

 

私は豪雪地帯で育ちました。

 

子供の頃は、雪下ろし(というか、雪が多すぎて雪上げになった)のお手伝いと称して、

屋根に上がり、2階から滑り降りたりしてました。

しょぼいかまくらも作った事があります。

雪があんまりすごいので、家自体を雪囲いしちゃったりするような地域です。

小学校から高校まで、苦手だったけれどスキー授業もありました。

 

そんな寒い寒い地方で育った私

「防寒」

ぴったりなお題ではないですか。

 

と、思いました。

 

実家は築200年くらいの、古民家といえば聞こえはいいけれど、

要するにただただ古い家で、

古い家にありがちなんですが、1階の天井の高さが3階建の屋根くらいあります。

だから、どれだけ暖房を使おうとも、部屋全体を暖めるなんて、絶対に無理。

ゆえに、

冬を暖かく過ごすには、こたつカタツムリになるしかありません。

 

何かが欲しい時には

「立ってるものは親でも使え」

 

できるだけ人にとってきてもらいます。

うっかりこたつから出ようものなら、

今度は他の人から用事を言いつけられてしまうので、

意地でも(片足だけでも)こたつに入っているのが

子供の頃、我が家で暖かく過ごす為のコツだった、と言えましょうか。

 

そうなんです、

寒いところで育っても、寒いものは寒い。

 

それでも、小学校には行かなくちゃなりません。

オーバー着て、帽子かぶって、手袋つけて、マフラー巻いて、長靴の中には分厚い靴下まで履いてます。

これでもかと言うほどの重装備です。

着膨れに着膨れて、ちょっと見は、普段着のミニサンタ。

小学校についてから、装備を脱ぐだけでも一仕事です。

 

雪が積もった日の朝は、

雪を掻き分け掻き分け行かなくちゃならないから

普段より早く出なくちゃいけないのに、

それができないから、いつもあたふた

 

万が一にも登校バスに乗り遅れようものなら…

今思い出してもブルっときます。

 

(雪まみれになりながら家に走って戻って、母に車を出してと頼み、その時間帯にはまだ玄関前のちょびっとしか雪かきをしていないから、車が出せるように道までの雪を掻いて、それが冬のはじめの頃なら、まだ外に停めている車にたどり着き、車から雪を落とし、フロントガラスに霜がついていたらお湯をかけて、エアコンつけて暖めるという手順が必要になり、その手間の多さから母の機嫌が超悪くなる)

 

から、登校バスには絶対に遅れないようにしていた(けどそれでも遅れた)けれど、

 

下校はその正反対で、

バスにも乗らず、友達と一緒に、通学路沿いにある

パチンコ屋さんの近くに落ちてるパチンコ玉を探したり、

雪合戦ごっこなんてしながら帰ってくるものだから、

家に着く頃には

長靴の中は雪が入ってびちょびちょ、

手袋には雪がついてカチカチ

つけてもつけなくても、同じ。

 

それでも、寒さなんて気にせず、ずっと外で遊んでたんですよね。

今から思うとすごいですけど。

 

防寒のコツ

それは楽しむこと。

それに尽きるのかも。

 

楽しかったら寒いのなんて忘れちゃいますもん。

 

もし、どうしても楽しいことを思いつけず、寒くて寒くて仕方のない時は

タツかたつむりになるか、

あったかいお風呂にゆっくり入って寝ちゃいましょう😉

 

 

ごめんなさい、私にぴったりのお題、なんて言っておいて、

「防寒」ではなく「忘寒」になっちゃいました。