JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

森の散歩道の不思議な出会い

先日 12/22のこと

いつもより 少し遅くなってから

散歩に出かけた

 

あと1時間くらいで 日の入り

くらいの 時間帯

寒いから 足取りも早くなる

こんな時間に 散歩している人は

ほとんどいない

 

冷たい風に 

自然と早足になりながら

砂利を敷かれた参道を 

ザクザクと歩いていると

自分の足音とは違う

ザザッ という音がした

そのまま 歩き続けていると

また ザザッ ザワザワッザワッ

 

参道の両脇は 杉並木

その奥は手入れはされているが

森になっている

まさか こんな時間に

職員さん 藪の手入れ?

さすがの私も 気になって

周囲を見まわした

 

後ろを見たら あらま

そこには ぽんぽこ 

狸さんと目が合った

 

お? と両者睨み合い

すぐに逃げるか と思いきや

なぜか

狸さん、私の方へ足取り軽く

近づいてくる

 

一方の私は

その場に立ちん坊

じーっと見ていたら

狸さん

ころんと座って 頭を掻いたり 

そこらへんを ふんふん嗅ぎ回ったり

こんなに人慣れしてるって

誰かから餌でも 

貰っているのかしら?

 

寒いもんね お腹が空いてるのかも

とは思ったけれど

野生動物に 餌付けはいかん

そもそも 遠足じゃないから

食べ物なんて持ってない

 

5分くらい そんな風に

のんびり たぬきさんとの

時間を楽しんでいたら

 

この寒い中

歩いているのは 

私だけでなかったらしく

人の足音が 近づいてきた

ご夫婦と見える二人連れ

 

と 狸さん 

キッとそちらに目をやって

砂利道を 慌てて駆けて横断し

森の中に入ってしまった

 

やっと気づいたカップルが

森の中に目を

凝らしていたけれど

薄暗かったから 

よくは見えなかったんじゃ ないかしら

 

驚いた だけど

面白い 出会いだったわ と

そのまま ルートをくるっと回って

元来た道を 引き返す頃には

空には、ぽうっと光る月が出て

夕焼けの紅さも 

下の方に少し残っているくらい

 

さすがに遅くなりすぎた

あの参道の 入り口に

さしかかってみれば

両脇の森が 暗い影になって

道の上に被さって

うっすらと明るいのは

木々の間から覗く 薄暗い空ばかり

 

ちょっと怖い

真っ暗になる前に 急いで帰ろう と

足を早めたら

 

また ガサガサっという音

今度も狸さんだった

さっき走り去った方の森から 出てきた! 

同じ子かな?

また私の方を見て 

ちょっと立ち止まってから

ちょこちょこっと

道を横断して

道の端で 立ち止まっている

見送ってくれているの? と

思ったら

 

もう一匹

またもや ちょこちょこと

こちらを見ながら

先ほどの一匹の後を追って

道を横断

 

二匹でなぜか こちらを眺め

私が見送る中

森の中に ゆっくりゆっくり

帰っていった

 

まさか

童話の中に入り込んだ?

なんて思ってしまうような お散歩だった

 

彼らを見送ったその後で

ダッシュで 電灯の全くない

参道を駆け抜けて

どうにか真っ暗になる前に

出口に到着できた ほっ☺️

 

***

 

そういえば、この散歩道では

こんな出会いもありました

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