JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

活字に飢えてた

初めてドイツに住んだのは

トレーニーとして赴任する

夫についていった時だった。

 

だけどまさか その後また

ドイツに行くなんて思っていなかったから

(考えが甘い私 何のためのトレーニーか

考えたらすぐわかるのに)

その間に生活できるだけの 

語学力がつけばいいから

独学でいいや と 

語学学校には通わなかった。

 

買い物ができる位で満足だし

まあ、実地で訓練すればいいよね

なんて のんびり構えてた

 

だけど いざドイツに行ってみれば

テレビを見てもドイツ語ばかりで

英語の番組はニュースくらい

すごく田舎だったから 映画館もない

(字幕版のハリウッド映画を狙ってたのに)

 

見るのがだめなら読むのはどうだ

と手持ちを探してみたが

あるのは

何を血迷ったか それまで

やったことさえなかった

レース編みの本

(時間ができて、やれるかな、と思った)

そして

地球の歩き方 ヨーロッパ

 

なぜ、小説や雑誌を

持ち込まなかったかといえば

夫が ドイツでは 外でも自宅でも

日本語禁止 なんて無体な事を言い出したから

 

結婚式の翌々日に夫は渡欧

それから少し遅れて私もドイツへ

いわゆる 新婚だったのですが

母国語禁止 って どういうことよ

と 今なら思うけど

 

その時は

英語の蓮舟にもなりそうだし

軽く「いいよー」って答えちゃった事もあり

初めの頃は真面目に 日本語を封印

あの頃は素直だった

 

だけど 1ヶ月程してから

あまりの不自然さと

日本語を使えない日常生活に

嫌気がさして 

夫が何と言おうと

日本語バリバリ使ってた

 

さて、読みが甘いと言えば

渡欧すれば

観光し放題だから 

本なんて読んでる暇ないはず

読みたくなったら 

英語の本を 勉強がてら買えばいいさ

なんて 思っていた事 

 

大外れ

 

毎日毎日 旅行に行く訳には いかないし

超田舎の書店に 英語本の品揃えは貧弱

現在 ほぼ生活インフラになった

Amazonは まだ(多分うまれてさえい)ない

 

だけど 渡欧前に

活字関係の仕事をしていた事もあり

活字に触れない毎日が 

居心地悪くてたまらない

 

そこで持ち出したのが 

うっかり入っていた

レース編みの本

(レース編みなんてやったことないのに

綺麗だからと買った本)

何十回も読んだ

 

まさか こんな風に 

愛読されているとは

さすがの出版社も思うまい

 

もちろん

レース編みをすることは ほとんどなく

ただ読むだけ

 

なんで 長編の小説だとか

テキストだとかを

持っていかなかったんだか

 

この環境だったら

読めば眠くなること必須の

超難解本だって

読了できたかもしれないのに

 

*今回の学び*

 

現地の言語を

本格的に学ぶつもりはないけど

海外赴任について行く時の 

おすすめ本は

日本にいたら絶対に読まないであろう

難解積読本 !

 

 

おまけ

先日

オーストリアに3年ほど(ご主人に)

ついて行くんだけど

超初心者用のドイツ語テキスト教えて」 と

お稽古教室のお友達に聞かれ

独学用に使ってお気に入りだった

こちらを ご紹介

 

Barron'sの初心者用ドイツ語テキスト

https://www.amazon.co.jp/Learn-German-Fast-Fun-fast/dp/0812028554

このシリーズの イタリア語も良かったです

(旅行先で役に立ちました もうすっかり忘れたけど)

 

真面目にドイツ語を

学びたいという方には

「あの黄色いの」 と呼んでいた 

こちら

Die Neue Gelbe

www.amazon.com

ゲーテインスティテュートの

テキストよりもずっとわかりやすい 

というのは

私の友人&私個人の意見です