JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

変な家具と その変な家具を買う人

「これ いただきます」

触って その場で決めました

 

決めた相手は

1930年代 英国製の

オケージョナルテーブル

気にはなっていたんです

形も 色も

 

「見せてもらえますか?」 と

オーナーさんに 伝えた時

「?」という顔をされた

 

これまで すてきー♡ と 

きゃあきゃあ言っていたのとは

毛色が違う 家具だからかな?

 

だけど 私にとっては これまで

気になっていた家具たちと 

全然全く

同じグループの中にいて

違和感なしだったのだけど…

 

それは

 

触り心地が良くて

そばに置いて 気持ちがくつろぐ とか

 

装飾が過多でなく

力強くて かつ エッジや曲線 

細工が美しい とか

 

だけど やっぱり

ちょっとこれは 変わり種かも

というのも 

まず 見た目が 

変わってる

 

アンティークショップの

オーナーさんも

なかなか お目にかかった事が ないという

変形シルエットの

このテーブル

 

同じ曲線の 

繰り返しのようでいて

全く同じラインの箇所が なく

その上 

四角でも 丸でも なく

三角形

 

家具職人さんによれば

「変わった趣味の 職人さんが

作ったんじゃないかな

オーダーした人も きっと

変わった趣味を 持っていそうだね」

 

そうかなあ 

変わってるとは思うけど

そんなに 変かなあ

 

引っ越しするまでの間

預かってもらっている 

アームチェアを

オーナーさんが 出してきて

オケージョナルテーブルの 横に

並べてくれた

(写真を撮り損ねたので、それぞれ並べてみました)

見るなり 3人の口から 

「あれ?」「まあ」「ほーお」 と

声が出た

 

なんだか しっくりきてません?

色もそうだけど 雰囲気が合っている

一緒の家から来た訳でも

一緒に買い付けた訳でも

ないのにね

 

何もかも ぴったり合いすぎても

嫌味だし

違いすぎたら 野暮になるけど

これは いい感じで ズレつつ

合っている

 

ただ、私思うに

この ちょっと変わった形にこそ

どんなものでも 受け入れる 

おおらかさ みたいなものが

あるような 気がするのよねー

 

さて このペアを見た 

家具職人さん

「変わったもの同士だね」と🤣

 

いや 椅子はそんなに 

変わっていないのでは?

と思ったが

 

家具職人さんによれば…

このアームチェアだって

下に向かって 物理的には

狭まっているのに 

なぜか 

広がって見えるように 作ってあって

「でね 脚の作りがね…」 

うんぬんかんぬん

彼のお気に入りだけに 

トークは止まらない

 

私には 自分の好みの「アンティーク」としか

見えない椅子だけど

家具職人さんの プロの目には 

不思議で変わった

イロイロなこだわりが 見えるらしい

 

ちなみに 

アームチェアは 

家具職人さんの 秘蔵っ子

オケージョナルテーブルは

オーナーさんの 発掘品

 

なにしろ

 

雰囲気しっくり の理由

「ザ・変わり者同士」

なるほどー

 

で、この二つを選ぶ人は?

「やっぱり変わり者なんじゃ 

ないですかねえ」

 

はい わたくし

「変わり者認定」いただきました

 

あれ?

でも それってもしかしたら

3人ともなのでは ない?