JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

Passive Agressive(消極的/受動的攻撃)への対処法?

TEDの2023年ベストを

ぼーっと 

流して聞いていたところ

 

ふっと

ある単語が ひっかかった

 

Passive Agressive

 

どんな文脈で 使われたかと

いいますと

 

Duolingoを 一週間サボっていると

マスコットキャラクターの

緑色のフクロウから

「君はもうやりたくないんだね 

残念だけど、もう連絡はしないね」

なんてメッセージが送られてくる

すると 休んでいた人が

また再開してくれる

ってところ

 

その 緑色のフクロウの作戦が

Passive Agressive 方式なのですって

 

なになに? 

Passive agressive方式って

なあに?

 

Dualingo自体を 

よく知らなかったので

緑色のフクロウ の イメージから

鳥好きの私としては

「可愛く拗ねること」なんて 意味かなあと

見当をつけ

それでも ちゃんと調べとこ

と ググってみました

 

出てきた 日本語訳は 

「消極的(受動的)攻撃性」

 

うわーーー(まんまだけど)

全然可愛くないじゃない

 

消極的攻撃というのは

心理学用語だそうで

間接的な方法で 不満を示す 

もしくは 邪魔をする

って感じでしょうか

 

「この人嫌い」 とか 

「やりたくない」

「責任を負いたくない」 という時に

明確な形で 自分の意見を表わすことなく

責任を取らずに済むような

隠れた形での嫌がらせをする こと

 

例を挙げれば

・やると言っておきながら やらない

・忘れたふりをして やらない

・目を合わせようとしない

・裏で悪い噂を広める

・不機嫌な顔をする

・わざわざ聞こえるように ため息をつく

・のらりくらりと人任せにしておいて

問題が起こると 判断した人を攻撃する

・頑固 人の意見を聞かない

などなど 

 

(参考)

www.psychologytoday.com

 

Passive Agressiveな人が 

周囲にいることによる 影響は

・仕事が捗らない

・イライラする

・やる気が削がれる

・作業が増える

 

いい事って ひとっつもないですね

言葉の説明にも

「非常に有害」とありました

 

なぜ受動的攻撃を してしまうのかは

まだよくわかっていないようですが

幼少期に受けた 親からの支配や

親の行動の模倣が

影響を与えている可能性が あるそうな

 

だけど

消極的攻撃で サボタージュしたって

何も解決しないだけでなく

成果物のレベルも悪くなる

 

そしてもちろん

消極的攻撃をしている人にとっても

プラスにはならないと思う

 

サボタージュしていたって

いつか他の誰かがやるだろうし

攻撃している当の本人の 

評価が悪くなって

信用を落としちゃうんじゃあ なかろうか

 

(ただ、消極的攻撃をしている本人は

自分の行動が 自身の評価の低さや

プロジェクトの遅延の原因になっているとは

夢にも思わないのだそう)

 

ということで

 

運悪く 消極的攻撃をする人に

当たってしまった場合の

対処法を 調べてみました

 

1.消極的攻撃は「敵対行動」であると認識して

寛大な態度をとらない

一度許してしまうと 

その後もずっと続いてしまう

 

2.消極的攻撃を容認しない

限度を提示して

(次にこれをやったら もう協力しない など)

消極的攻撃は許さないという 態度を示す

 

3.相手に、何が問題かについて話す場合は

大まかにではなく「特定の行動」について話す

 

4.断定的会話を意識する(感情的に反応しない)

相手と話す時は、自信のある協調的な態度を保ち

双方に利益のある方法での

解決を 目的として話す

相手の気持ちを認めはしても 決して同意はしない

 

相手の思う壺にハマらないためには

自分の感情を コントロールすることが 第一歩

マインドフルネスも 効果ありだそう

 

(参考)

www.huffingtonpost.jp

melodywilding.com

 

なるほど

参考にさせて いただきましょ

 

ちなみに 消極的攻撃タイプですが

ドイツでは でくわした記憶が ありません

単に 気づいていない だけだと思いますが

 

ドイツでは 文句でもなんでも

正面切って言われるし 

こちらも言う

(それはそれで なかなかタフでしたが) 

そして 後腐れは 基本なかったんですよね

 

欧米にも勿論 

受動的攻撃(Passive  Agressive)を

する人が 相当数いるからこそ

Passive Agressiveという

単語があるとは思うのですが

(現に カナダでは目撃しましたし)

ただ わざわざ 対応する

単語がある ということは

少数派 もしくは 

やれば目立つし 

嫌がられると言う事かな

 

一方で 事を荒立てる方を嫌う 

日本では 消極的な態度で

自分の考えを示す人が 多いので

その程度が 問題になるほど強くなっても

どこからが問題行動とは 判断し辛く

問題視されにくいのかも

しれませんね

 

日本で 消極的な表現が多いのは

「怒り」を必要以上に 抑圧する社会

なのが 理由の一つのように思います

 

こんなこと言うと 

引かれてしまうかも しれないのですが

私は「怒り」って 

悪いことではないと 思うんですけどね

怒りと暴力は全くの別物ですし

「私は怒っているんですよ」と

静かに言うことに

何の問題もないと思うんです

だけど

日本だと 言ったら終わり

みたいなところが あるような

 

さて

 

この消極的攻撃

相手が 強大すぎる時や

どう考えても無理なノルマを

課せられた時などには

「逃げ道を確保しながら

抵抗することができる手法」として

有用 なのかもしれません

 

けれど 使えば

雰囲気は確実に悪くなり

現状をキープどころか

生産性もなんでも 落ちていって

メンタルまで 蝕みかねない

 

消極的攻撃なんて

どうしても、もう無理って時

一時的な回避のための

最終手段として使うくらいに 

止めておくのが良さそう

 

一番いいのは

風通しが良くて 

お互いに 何をどう考えているか

オープンに 穏やかに 建設的に

伝えることができる環境 かな

難しいけど

 

***

 

ちょっと思ったのですけど

もしかしたら 

消極的攻撃(passive agressive)が

日本の生産性の低さの

原因の一つなのかも? 

 

***

 

おまけ

 

AIタイトルをちょっと試してみたら

「Duolingoのフクロウが暗躍する 

陰険なパッシブアグレッション」

と出てきて 爆笑🤣