JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

「囚人のジレンマ実験」で 現代社会のメカニズムを体感しちゃったような気がする と 思った話

先日のこと

心理学実験の被験者になりました。

実験名は『囚人のジレンマ

ゲームみたいに 楽しんでやる実験です

 

似た理論に

共有地の悲劇」っていうのもあって

どちらも 自分の利益ばっかり

追い求めていると

最終的には自分も損するよ というもの

 

現実社会では

価格競争などの

引き合いに出されたり

ビジネスに応用されることも多いらしい

 

このゲームのやりかたは

二人組で 手持ちのカードを出していって

出されたカードの

組み合わせに 割り当てられた点数が 

自分の持ち点になる というもの

自分の獲得得点が 多い方が 勝ち

 

まず 被験者が

二つのグループに分けられる

 

グループ1は 

割り当てられる点数は 全て正の数

何を出しても 何らかのプラスになって

リスクなし リターンの大小だけが変わる

 

グループ2は

出したカードによっては マイナスになる

ハイリスクハイリターンの組み合わせと

ローリスクローリターンの組み合わせがある

 

私は マイナスリスクのある

グループ2で ゲームしました。

結果は…平均得点よりも高かったです。

お相手は マイナスでした。

私 出したカード運が良かったみたいです

 

それぞれのグループの

結果が出され それを見て思ったのは

どのカードを出しても

大小の差はあれ プラスになる

リターングループの場合

誰もが 自分にとって

一番利益率の高いカードを

躊躇なく出している ということ

 

けれど、リスクペアの場合

相手との駆け引きが必要になって

相手がどんな出し方をするかを

想像して

それにどう対応したら いいか

頭を絞る

 

そのうち 流れができてきて

持っている人のところには

より多くの得点が集まり

持っていない人からは

流れ出していく ばかりになる

 

この実験

「自分のことばっかり考えていると

最終的には損するよ」 っていう

理論のはずなのだが

私は なんか別のことばっかり考えてた

 

リスクありグループって

今の社会そのものだなあ って

 

途中では 拮抗して

相手のプラスになる様なカードを切ったりも

するけれど 最終的に 趨勢が決まれば 

勝ってる方はより富を蓄え 強大に

負けてる方は より弱小になるんだもん 

 

持てる者は 元資があるから

リスクを恐れずにすんで

ハイリスク・ハイリターンにトライできて

より多くの富を手にし

 

マイナスになった者は

これ以上減らさないために

保守的な手しか打てなくなる

その上、これ以上負債を増やさないためにも

強者の富を増やすのを助けるような

カードしか出せなくなる

 

***

 

今の時代

一旦流れができてしまうと 

それをひっくり返すのは

かなり難しいと言われてるけど

そのまんま というか

 

***

 

ところが もう一つの 

リターンだけグループは

忖度や我慢をせずに

誰もが自分の利益を追求できて

誰もが 大なり小なり富を蓄え

運が良ければ

抜きん出る可能性だってある

だって、マイナスになることがないのだもの

 

(だから ゲームの結果も 上位と下位との差は

リスクグループよりも ずっと小さかった)

 

考え方はシンプルで ストレスも少ない

一旗あげる が可能な世界

アメリカンドリームみたいな感じ?

 

***

 

リスクありグループで ゲームして

富が集まる時って

こういうこと(濡れ手に粟的な?)なのかな? って

ちょっと感じることができた 気がする

 

ゲームって面白い

だけど 現実の社会では

リスクグループみたいに

逆転の難しい社会は

変わらないと ダメだよなあ

少なくとも

暮らしている人にストレス多すぎ

 

そして このゲームを

環境問題に当てはめれば

 

リスクゲームで 最終的に

勝つのは自然 負けるのは人間の方

今はまだかろうじて

拮抗状態の端っこ

(もうおっこち始めてる?)だけれど

ある一点を過ぎたら

なし崩しに 人間社会の方がマイナスに

落ちていく気がする

 

他にも 資源問題とか

国際問題とか

いろいろと 当てはまりそう

 

どちらにもプラスになる

リターンばっかりグループみたいな

方法があったらいいのに…

 

夢物語かもしれないけれど 

目指すとすれば 

そこ なのでは ないじゃろか

夢を持っちゃいけない ってことはないもの

 

なんて ちょっと

頭に思い浮かんだ だけなので

(言う[書く]に事欠いて ここに

書いちゃいましたけど…)

真面目に取らないでくださいませ