心している事がある
友達と一緒に お茶したり
時には 道を一緒に歩いている時
ぽろっと
弱音を 口にするとか
悩み事を打ち明けてくれたり
する 事があって
そういう時
世間的にはどうだとか
一般論だとか
そんなもんは 地の果ての果てに
ほっぽっといて
全身全霊で 目の前の友人の
味方になる って
決めている
というのも
もう10年以上… 20年近く前になるかな
痛恨の 失態を犯して
今でも 心の中に 居座る
深い後悔に
苛まれる事があるから
ふっと 投げかけられた言葉が
重かったり
どう反応したらいいか
わからない時の
沈黙は この上なく重い
その重さに じっと耐えながら
彼女のことを 一心に考えて
言葉を紡ぐべきだった
なのに
耐えきれずに
その場繋ぎに 口を開いた
「そんな悪い人に見えなかった」
とか
「事情があったのかも」
なんて
使い古されてカビの生えた
「あなたのことを私は
真剣に考えていません」
と 捉えられても仕方のない
言葉が 口からポロっとこぼれ出た
彼女が口にしたのは
とても プライベートで
口に出すのに勇気が必要な事
なのに 相手から
そんな 手垢のついた
言葉が返って来たら……
謝っても謝りきれない
だから もう同じ過ちは繰り返さない
私が知っているのは
目の前のあなたで そして
私はあなたの味方 なのだと伝えたい
だから
あなたの言葉を 真正面から
しっかり受け取って
知らない人の肩をもつような 事は
もうしない