JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

「飼い主の命を助けたヨウム」& 鳥の時間分解能

2023/11/9のこと

ぼーっと見ていた F2(France deux) で 

飼い主を助けた インコのニュースが

取り上げられていました

 

ヨウム(インコの種類)の名前はバディ 

人見知りだそうですけど

おしゃべりは大得意

 

それは 早朝の事

バディが 飼い主が寝ている

部屋まで 飛んできて

飼い主の枕元で

「熱いぞ 熱いぞ」と言ったそう

 

飼い主が 階下に降りてみると

変な臭いが 充満していて…

バディは 何か

まずいことが 起きているぞ と

飼い主に 教えてくれたんです

 

実に 嵐で切れたケーブルが

ショートしていて 悪くすれば 

火事になるところだったそうで

バディのおかげで 

夫婦は煙に巻かれずに済みました🎶

 

お手柄! バディ🎉👍🥳

 

そういえば 以前飼っていた

コイネズミヨウムヨウムの亜種)は 私が

別の部屋に行っている間に

火にかけた ケトルが沸騰すると

決まって 

ピポーピポーと 慌てた声で

呼び鳴きしてました

 

日頃は 人間語ばかり喋るのに

慌てると やっぱり

ヨウム語になるらしい

コイネズミヨウムの ピポーで 

「あ、お湯が沸いた」 とわかる

 

ちなみに 私が

ヨウムの事を知ったのは

アレックスがきっかけ

 

アレックスは 

アイリーン・ペッパーバーグ博士の

研究所で 飼われていたヨウム

 

彼は 抽象的概念を理解して

人間と言語を通じて やり取りをする

多分 世界で一番有名な ヨウム

 

ヨウムの外観は グレーと黒と赤 でシック

性格は 友人のヨウムさん達を見ても

コワモテ顔に似ず(すいません🙏) とってもシャイ

ただ、そのお喋り能力のせいで

人気に火がつき 乱獲されて

(理由はそればかりでは ないかもしれないけれど)

何年か前に ワシントン条約 SITESの2類から

1類に変更されました

 

(インコ、オウム類は 

セキセイインコ、ラブバード、

オカメインコを除いて

全てがワシントン条約

SITESに登録されています)

 

一方の 私が一緒に暮らしていた

コイネズミヨウムは もっと地味

名前の通り、グレーがもっと濃くて

嘴の上の方がちょっとピンク

尾っぽは小豆色

    ↓ウチの子です

 

お喋り能力は ヨウムさんほどではない と

言われているけれど

性格は 賑やか大好き 人間大好き

人見知りしがちな ヨウムさんに比べて

誰とでもすぐに仲良くなって 

お喋りも披露してくれます

(その子によって性格は

いろいろ とは思いますけれど)

 

さて

ヨウムさんの お喋り能力ですが

本当に 人が喋っているのと そっくりです

そしてタイミングも ばっちり

だから ウチのコイネズのお喋りレベルでも

夫がよく 間違えて返事してました😆

 

ですが お喋り上手と言えば

セキセイインコちゃんも

かなりの健啖家

よくYou Tubeなどで

弾丸のように 勢いよく喋っている

とーっても 可愛らしい 

セキセイインコさんの動画が

アップされていますけど

 

早口だと思いません?

いや 早口言葉より早い

舌が絡まらないのかしらと

心配になるくらい

早い

 

ことりの飼育本に

鳥は早口になる傾向があるので

言葉を教える時には

ゆっくり喋るようにしましょう と

書いてあったのを 思い出しました。

 

でも、ヨウムが喋る時は

そんな早くないんです。

(だから、夫も私が喋っているのかと間違える)

これは なぜ? 

なんで セキセイちゃんは 早口になりがちで

ヨウムさんは あまり早口にならないの?

 

その謎を解く 鍵になるかもしれない

記述を見つけました!

 

『もの思う鳥たち 鳥類の知られざる人間性

セオドア・ゼノフォン・バーバー 日本教文社 2008

 

この本の 第4章「鳥達の言葉」p.46

(以下、引用です)

 

「鳥が持つ時間の分解能は、人間の10倍くらい優れているのではないかと推定されている。人間は、鳥が10個の別々の音声として聞き取るものを、一音として聞いてしまうようなのだ。鳥の優れた時間分解能は、時間の他の要素をどのように経験するかということと対応している。」

「『鳥の場合、時間の流れの速さが違う。鳥は脈が早く、体温が高く、視力と聴力が鋭く、行動にしても、私たちが肉眼で追い切れないほど素早いことが多い』のだ。」

 

セキセイインコの平均寿命は10年ほど

それに比して

ヨウムの寿命は50年位と言われています

 

もしかすると 

セキセイインコと ヨウムの間でも

一定時間の間に 経験し 理解する

密度も量も

違うのかもしれない?

 

だから セキセイインコのお喋りは

超早回しなのかも???

なーんて推測してみたのです。

 

そして 鳥達の時間軸は

勿論、人間とも大きく違って

 

人間が一瞬と受け止めた 時間の内に

小鳥たちは

あのとっても小さな体で

人の 何倍もの体験をしている と

考えると なんか とっても

健気で 尊い存在に 

思えて来ます