JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

今週のお題「私、合気道部でした」

今週のお題「わたし○○部でした」

 

とのことでしたので、書かせていただきます。

はい、タイトル通りです。

 

私、合気道部でした。

はじめは弓道部にしようか迷ったんです。

なぜ弓道部と合気道部なのかというと、

単に「袴」に憧れていたからなんですね。

 

それまで和の習い事とは縁のなかった私ですが

床を擦る長さのプリーツをはいてみたくなってしまった。

何事も、まず形から入る人なので。

 

大学時代に弓道部だった父から猛プッシュされ、

ほとんど弓道部にする方向で決まりかけていたのに、

なぜ合気道部にしたか。

 

「矢が飛んで行く時にね、矢羽が頬を擦る、すると顔に痕ができるんだよ」と、

ある人に言われたからなんです。

 

(父の顔に痕はないけど、消えたのか?)

 

そして、ちょうどその頃、

弓道部の矢が生徒の頬を貫通するという

嘘か誠かよく知らない事故の話を聞き、

私は躊躇する事なく合気道部を選んだのでした。

 

合気道部に入ったからといって、

すぐに袴をつける事ができるわけではありません。

本来、袴は有段者のみ。

ただ、そこは大学、女子は夏合宿から袴OKでした。

 

というのも、合気道には膝行(しっこう)といって、

膝をつけた歩き方があるのですが、

一年生は、道場の中を、膝行で何往復もさせられる。

 

膝が赤剥けて、傷になって、かさぶたになっても

また膝行で同じ箇所を出血するという魔のスパイラル。

さすがに女の子をそんな目に合わせるわけにはいかないって事だったようです。

そんな膝になるんじゃあ、皆んなやめちゃいますもんね。

 

夏合宿で男子たちが柔道着の膝を赤く染めているのを見た時に

袴の偉大さを知りました。

 

ちなみに、弓道部の袴と合気道部の袴は違います。

弓道部女子の袴は卒業式で女の子がつけている袴と一緒でスカート型。

それでは受け身を取った時に

スカートで逆立ちをするのと同じ状態になってしまうので、

合気道部の袴は、

時代劇でお侍さんがはいてる袴と同じく、

ふたつに分かれています。

 

さて、私が合気道を選んだ理由、

それは痕だとか傷だとか怪我だとかが嫌だったから。

 

はい、合気道で顔にあざはできません。

ところがですよ、見えるところにできなくとも、

隠れるところは青あざだらけだったんです❗️

 

知らない人が見たら、

虐待されてる? それも毎日? って思われるレベル

 

見えるところじゃないから、事前にわからなかった。

してやられた、と思いました。

 

合気道って関節技なので、手首とか、肩とかに技を決めるんですよね。

で、そこがアザになる。

手首からちょっと内側に入った所なんて

まるで青黒いブレスレット。

 

青から赤、そして黄色へという色の変化で

時間が経ってからでも、

いつ、誰からつけられたあざかがわかるというおまけつき。

 

受け身をとるので

床に当たる手首から肘、肩、腰に一直線にあざの線。

腰にはしっかり蒙古斑

 

痛めつけられる箇所は、防衛しようとしているのか肉がついてきて

あれだけ運動しているはずなのに、なぜか体がどんどん丸っこくなってくる。

 

お年頃でダイエットしたくても、

??kgを切ると踏ん張りが効かなくなって、

相手を投げた後にひっぱられ、

おっとっと、と多々良を踏んでカッコ悪い

だから体重もそれほど落とせない(と言い訳)。

 

そう、合気道部に入ると、

(特にはじめの1年間は)身体中アザだらけになり、

体型が丸くなるのです。

 

そんな私の腕を見た先輩が一言

ホルスタインみたいだな」

 

そこに女先輩がとどめの一言

「腐れバナナみたいー」

 

 

なぜに弓道部にしなかった。

ほんと、入ってみないとわからないことって、

ありますよね。

 

大学3年で実力なしの名前だけ弐段に昇段したのを最後に、

合気道はすっぱりやめました。

 

おかげさまで、かなりしつこく残っていた腰のあざも、

さすがに今はもうすっかり消えました。

今残っているのは、先輩と同期と後輩との楽しい? 思い出ばかりです🎶