JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

ドイツ窓考察 国産と輸入どう違う? 

ドイツ窓(ドレーキップ)を愛してしまっている 私

ドイツ窓が好き - JuniperBerry’s diary

 

さて、日本で どうにかして ドレーキップ窓を使いたい! 

という場合、 選択肢は2つ

それは 日本製と海外製 

シンプル〜

 

ところが この両者の間には 

埋めがたい

おーきな おーきな溝がある

 

感覚的にいうと

見た目がまず違う

 

同じドレーキップ窓でも

日本製の場合は 外観も日本人っぽく あっさり醤油顔

外国製の場合は 彫りの深い インド=ヨーロッパ語族な感じ

 

それがどこから来るかといえば

窓の付け方にあった!

 

国産のドレーキップ窓

YKKLIXILなど いろんなメーカーから出ていますが

ここではエクセルシャノン)は 半外付け

外壁に枠をつけて そこに窓をぱかっとはめる

 

一方の輸入ドレーキップ窓は 内付

文字通り内側からつける

 

ドレーキップ窓の良いところは

縦辺と下部の2箇所をそれぞれ軸にして

内側に開くところ

 

それは国産も輸入も変わらない

ただ、下部を軸にして上部を内側に倒す場合

外についているのと内についているのとでは

壁に厚みがある分

屋内に入る深さが違う

 

国産の場合は せっかく内側に倒れているのに

半分くらいは 壁の中

 

それだけじゃない

日本では網戸は必須だけれど

エクセルシャノンの網戸は 

一旦取り付けたら外せない

窓から外を見る時は

もれなく網戸越しになる

 

掃き出し窓は 幅が狭すぎて

出入りするには

横歩き

出られたとしても 外側から網戸は閉められず

ドアも閉められない

 

一方のドイツ製の輸入ドレーキップ

(ここではオスモ&エーデル社)は

上記のどれもクリアしている

網戸だって開け閉めできるし

掃き出し窓からは出入りできるし

外から閉める事だってできる

 

さすが本場は違う

国産メーカーさん、ちょっと見習ってくださいよっ

と 悔しくなるくらいの この違い

 

ここまで 機能差があるとなれば

輸入窓しかないでしょう!

 

ところが 輸入窓には大きなマイナス点が

 

まず、価格が高い

同じ樹脂窓なら、市販価格はあまり変わらない

けれど、ハウスメーカー毎の割引率が

冗談みたいに大きい

(日本製の窓の定価って 何なの? と不信感が生まれるほど)

よって、価格差は2倍ほどになる

 

特注品を使おうとすると

輸入物は当然時間がかかる

特注サイズにしたからといって

そんなに金額に差は出ないのだけれど

輸送状況に左右されるのは仕方のないところ

 

そしてもう一点 

ラスボス登場

これは窓自体にかかわるというよりも

国産・輸入に関わらず 内付窓を取り付ける場合の

施工方法によるものらしいのだけれど

 

建物に窓を取り付ける場合

窓と壁との間を コーキングなる処置にて

水が入り込まないようにする必要がある

 

そのコーキング 5年をすぎたくらいから

劣化が始まる

放置すれば その部分から水が漏れ入り

建材を腐らせることもあるそうな

 

防ぐためには コーキングの打ち直し

2階に窓があれば 足場は必須

 

ドレーキップの良いところは

2階に取り付けた場合に甘受できる

だけど2階に取り入れれば 

メンテナンス時に 足場が必須で

ウン十万という 金額が

間隔が短ければ

5年ごとに飛んでいく

 

(国産の場合は コーキング部分が

枠で影になっているので 劣化は早くない)

 

機能と見栄え

vs

出費

 

さてどっちをとる?

 

それはね

お大尽なら迷うことはありません

ぜーんぶ輸入ドレーキップにしちゃう

 

ですが

懐が異次元のお財布に通じているわけではない 

ごく一般庶民の場合

選択肢は狭くせまーくなってしまう

 

さて、どうしたものか