JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

花の香り

 

ふっと

花の香りが漂ってくることがあります

 

ここ2か月ほどは

梅の花に似た透明感のある香りがしています

 

けれど

近くをみまわしても 花の姿はなく

私の他には誰もいない

 

 

こういう時

一年半前に虹の橋を渡った子の事を

思います

 

楽しい時も 辛い時、苦しい時も

ずっと私のそばにいてくれた

あの子が逝ってしまって

 

その後 半年くらいの間

不思議なことが山ほど起こりました

 

まるで

 

大丈夫 ここにいるよ と

あの子が伝えようとしているかのよう

 

 

 

あの子を見送った後

 

あの子とよく散歩していた道を

歩いていた時のことです

 

とても強い花の香りに気づきました

甘いのにすっきりとした

白い花をイメージさせるような香りです

 

どこに花があるのかと探しましたが

見当たらなかったので

 

同じ香りを放つ花を 全く別の場所で見つけ

木の名前を知りたかったので

人に聞いたり 問い合わせたりして

探し続けました

 

そして、最近 その木が

「ねずみもちの木」という名前だと知りました

 

なんて嬉しい偶然かしらと

思わず涙がこぼれて

そして 笑顔になりました

 

あの子が

コイネズミヨウム

という種類のインコだったから

 

 

今年もまた 同じ季節に、同じ場所で

あの強い香りに出会えるかと思ったのですが

それは ほんのりと柔らかく

あの時の香りとは違っていました

 

 

あの子が逝ってしまった後 半年くらい

あらゆるものの色や香りや音が

驚くほどに鮮やかで

 

それは

自然の方から 私に向かって 

ぐっと近づいて来るような

これまで私が経験した事のない世界

 

あの子からの贈り物だったのだと思います

 

 

私の心的リアリティーにすぎないと

言われてしまうでしょうか

 

今日は あの子の18回目の月命日です

 

 

 

 

 

 

律儀なお店

 

急に知らない電話番号から

電話がかかってきていた

スマホに留守電機能をつけていない)

 

ネットで番号を検索したら

最寄りの生協だった

 

以前、保険を勧誘されたから

またかな? と思ったけれど

一応折り返しの電話をしたところ

 

 

11月29日に「なめたけ」買いましたよね

 

え?

「なめたけ」 買いはしましたけど

チェックしてるんですか?

 

多分その日あたりかなあとは思いますが

(もう一ヶ月近く前ですし)

日にちまでは覚えていません

 

何かのアリバイか何かでしょうか?

どきどきどき

 

急に訝しそうな声になる私

 

「お買い上げになった金額が違っていたので

返金したいのですが」

 

とのこと

 

びっくり

一つ一つチェックしているってことでしょうか

生協が AI 導入 ???

いや、AIにしては遅い

 

いずれにしても  なーんて 律儀

 

ちなみに

返金額30円

 

そんなに頻繁に行くわけではないので

うっかりすると忘れてしまいそう

 

せっかく連絡をいただいたので

ちゃんと伺わなくちゃって思って

スマホのカレンダーにメモ

 

30円だからこそ

連絡もらって、なんかちょっと嬉しかった

 

田舎の家は要注意(私の実家限定)

 

私の実家の話なのですが

古い家には、いろいろと仕掛けがあります

いえ、忍者屋敷に住んでいたわけではありません

 

私の友人の中には、「忍者屋敷」と呼んでいた子もいましたけど

彼女が家に遊びにきた時

私の父が ものすごく細い隙間から 

すすすっと音もなく出入りするのを見たと…

しかしただそれは

引き戸を知らなかっただけ? かと思われます

(その子の家は超洋風)

 

隠し扉があるわけでも、落とし穴があるわけでも

手裏剣や黒頭巾をしまっておく部屋があったわけでもありません

 

ごくごく普通の古い(古すぎる)家です

 

ただ、古いなりに

ぼんやり歩いていると痛い目に遭うことがあります

 

例えば

2階から勢いをつけて降りたら

なぜか片足だけ降り切らない? 

足元を見たら

床を踏み抜いていたとか

 

凹みに溜まった

いつの時代のものだかわからない埃を

ふうっと吹いたら

自分の方に逆流して目に入り

ひどい結膜炎になるとか

 

部屋と部屋の間にいちいち15cmくらいの段差があって

ぼんやり歩いていると

つま先を思い切り打ち付けて爪が欠けるとか

 

そんな感じで

そこここに危険が潜んでいるのが

田舎の我が実家なのでありました

 

そしてある夜のことです

私はお手洗いに行きたくなりました

 

このお手洗いというのが難物で

日頃家族が過ごす居間から まず廊下に出て

分厚く重い引き戸を開け

四十畳の部屋を横切ってから

障子を開けて

前庭に面した土間沿いの廊下におり

そのどんつきまで行って

やっと辿り着ける場所にあります

 

電気のスイッチはなぜか居間につながる廊下側にはなく

対角線上にある 別の引き戸の所まで

暗闇の中を突っ切って行くか

別の部屋から遠回りしなければなりません

 

子供の頃は 夜はいつも姉弟で連れ立って

トイレに行っていました

冬なんかは寒いので嫌なのですが

自分が行きたい時に付いて来てもらえないと困るので

毎度毎度一緒に行っていました

 

その時私はトイレに行きたくてたまらない

という訳ではなかったようなのですが

なぜか非常に急いでおりました

 

居間の電灯の光で薄暗い廊下から

お手洗いに向かって猛ダッシュ

 

都合の良いことに

両手でつかんで踏ん張らないと動かせない

分厚くて重い引き戸が開いていた

 

そのまま広間に入り

お手洗いにロックオン

 

したつもりが

暗闇の何かにすねを強打

そのまま ぽーんと宙を飛び

畳の上に着地

 

声も出ず、ただ すねを押さえて悶絶

 

トイレに行こうとしていたことなど頭から抜け落ちて

しばらくの間動けずに そのまま うずくまっておりました

 

やっと のそのそと動き出しはできたものの

まだ立てなかったので 膝で這うようにして

部屋を横切り

電灯のスイッチを点けてみれば

 

なんということでしょう😱

いつもは部屋の端に置かれていた

来客用の どでかいテーブル(正座して使うタイプ)が

どどーんと、入口を塞ぐように置かれているではないですか

 

わたし、これを飛び越えたんだ…

こんな所に置いた張本人(多分母)への恨み言より

まず、自分の跳躍力(?)に感動している所が

私のおめでたいところ

 

何しろ、これ以降は 電気を点けずに

家の中で走ることは控えるようになりました

 

そして、私のすねの、ちょうど机の角が当たった辺りが

なんか凹んでいるんですが

それがこの件のせいかどうかは定かではありません

 

田舎の古い家の教訓

「暗い部屋で走ってはいけません」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスイブの思い出

 

子供の頃の

クリスマスイブの思い出は

暗い夜道を家族で歩いて行った教会の

讃美歌と光の行列

 

ミサの最後

灯した蝋燭を手に

暗い聖堂の中を 讃美歌を歌いながら

その場に集まった人たちが 列になって歩く

 

scott payneによるPixabayからの画像



動物には魂がない

という教義に納得がいかず

いつのまにか疎遠になってしまいましたが

 

キャンドルの暖かい光の列は 

とてもとても幻想的で綺麗だった

 

今も目に残っています

 

今年もあと少しとなりました

 

クリスチャンの皆様も

クリスチャンではない皆様も

素敵な時間を過ごされますように

 

 

Tさん お元気でね! Tさんにお会いできた私はとってもラッキーです

 

大好きなスタッフさんが 年内でショップを退職されて 

郷里に戻られるというので ご挨拶に 昨日大阪に行ってきました

(なんと、大阪は京都よりも寒かった 雪降っててびっくり)

 

明るくて

とっても優しくて 気がついて

責任感が強くて 頼り甲斐があって 知識が豊富で

そして 動物さん達 鳥さん達に対する愛情が

とーーーっても大きい♡

 

こんな人になりたいなあって思える人

(私よりもずっと年下だけれど 「素敵」に年齢は関係ないですもん)

 

初めてお会いしたのは2019年

Tさんに出会えた事は、私にとって この1年で

一番素敵な事 ふたつの内のひとつ

(もうひとつはTさんが結んでくれたご縁)

素敵なご縁に感謝しています

 

感謝の気持ちを伝えに行ったのに

なんと、彼女から 私の

相棒にプレゼントをいただいてしまった

(壊して使うものなので)

当分の間 相棒に渡さず 飾っておきたいー

 

Tさんの徳島での幸せをお祈りしています

 

お元気でね!

本当にどうもありがとう!

またいつかお会いする機会がありますように!

 

 

 

 

 

 

 

 

しいたけ占い 読んでみた

 

私 実は 占いはあまり読まないようにしています

というのも

私は 何事にもとても影響されやすいから

 

気になることが書いてあったら 

ずーっと頭から離れないし

嬉しいことが書いてあったら 浮かれてしまって 

おっちょこちょいなことをしてしまうので……

意識して距離を置いてきました

 

本当なら 自分をしっかりともって

 

良いことを読んだら機嫌良く

嫌なことは 気にしないか 自力で良い方にもって行ってやる

(秀吉でしたっけ? 手のひら切って手相を変えたのって)

くらいの強さをもてるよう 

自分を成長させる方向に舵を切ればよかったのですが

 

私の場合

「気になるものは見ない」という楽な方向を選んでしまい

雑誌を買っても占いのページは見ず

テレビの「今日の運勢」もすぐにチャンネルを変え

 

ところが そういう生活を長く送って

身構えていないところに不意打ちをくらったというか
(すみません、例えがわるくて)

 

はてなブログタチバナナナオさんのこちらの記事を読み

禁断の扉を開けてしまいました

 

 

littleray.hatenablog.com

 

こちらで紹介されている しいたけ占い

さらっと読み終わるかと思ったら

 

長い! すごく長い!

 

スクロールしてスクロールして 

それでも続く

 

怖いもの見たさにチラっと覗くつもりが

とうとう最後まで

それも じっくりじっくり読んでしまいました!

 

そして 感想

読んで良かった です

パワーをもらいました

 

ずっと どうしようかと悩んでいた事について

そっちでいいよ と

背中を クイっと押してもらったような

 

何事も、一歩踏み出すのに勇気がいるけれど

その勇気を出すための 力添えをもらえたような気がします

 

うん

読んで良かった

 

占いが好きな人の気持ちが 

わかった気がします

 

そして、これまでみたいに

そんなムキになって避けることもないかもね

と思い始めました

 

 

初海外2日目にして見知らぬ人と真夜中に長時間ドライブした話 その2

 

1からの続きです

 

既に連絡が行っていたらしく

インフォメーションのお姉さんが

きょろきょろしながら歩いている私に声をかけてくれた

 

チケットをひっくり返したり まじまじと見て

他の人を呼んできて何か相談していたが

私の方に向き直り

 

チケットは問題ないし、便の番号も合っている

なのにどうしてこんなことになったのかしら

 

フレデリクトン行きの便は今日はもうないので

タクシーで行ってね

あなたの荷物は先にフレデリクトンについているので

ホテルに運ばせます

 

荷物は私と違って 便名を間違えずに搭乗したらしい

 

 

かくして

カナダ入国初日 

見ず知らずのおじさん(タクシードライバーさん)との

長時間ドライブとあいなったのでありました

 

セントジョンからフレデリクトンまで車で2時間

 

運転手さんは40代後半から50代くらいに見える

体格の良い、黒髪のカールした髭面の男性だった

確か、瞳も暗い色で 熊に似てるな と思った

もしかしたらフランス系カナダ人かもしれないし

移民としてカナダに来た人だったかもしれない

カナダは移民大国だというのは 後から知った

 

一方のおじさんは

アジアから来た無口な小娘をタクシーに乗せたのは初めてなのか

それとも元気付けようとでもしてくれていたのか

 

2時間強、ずーっと喋りっぱなし

 

ここはね、熊とか鹿が出るんだよ 目が光るから見ていてごらん

ときどき道に飛び出してくるから気をつけないと

暗い道だろ フレデリクトンまではずーっとこんなだよ

カナダは初めてかい

僕には子供がいてね、まだ小さいんだ 可愛いんだよ

休日には家族でキャンプに行くんだ

 

みたいなことをずっと喋り続けている

 

カナダ人は寡黙な人が多いのかと思っていたのに

初っ端から予想を裏切られた。

 

一方で助手席に座った私の頭の中は

海外でタクシーに乗る時に気をつけることってなんだったっけとか

危険な想像がぐるぐる渦巻いて

うーとかあーとか答えるだけで精一杯

 

おしゃべりな運転手と

運転手から離れられるだけ離れて 黙り込む私

 

(航空会社が呼んだタクシーだから、

危ないことなど何もなかったのだけれど

その時は心底不安だった)

 

夕焼けが綺麗だった空にいつのまにか星が出て

車は森の中の道をひた走る

光は車のライトのみで

暗闇から 急に うわーっと何かが出て来そうなのも怖い

ホテルに着いたのは夜の12時近かった

その頃になって やっと

 

「ありがとう こんな遠くまでごめんなさい」と言った私に

 

おじさんはこれからまた 来た時と同じだけの時間をかけて

セントジョンに戻るというのに 嫌な顔もせず

 

「大丈夫、航空会社がたっぷり払ってくれる

カナダにようこそ! 楽しい時間を過ごしてね」

と言って笑顔で去っていった

 

どっと気が抜けた

 

少しでも気を許せば痛い目をみるのじゃないかと

一人で緊張しまくっていたけれど

実は すごく沢山の人のサポートで

約束の日に無事着くことができた

 

その上

 

航空会社が

私が当初予約していた安ホテルから

ランクアップしてくれていた

 

大きなプールなどの設備に

ゴージャスで広い部屋と豪華な家具

 

だけど、緊張からくる疲労で満喫する余裕もなく

そのままベッドに入って寝てしまったのが

 

悔しーい