JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

悩ましきドーパミン

NHKのヒューマンエイジ「人間の時代」を見た

 

神経伝達物質ドーパミンを 

放出する 部位は

中脳に存在していて

 

ところが人間では 中脳以外に

(人間で最も発達している)

大脳新皮質にも 存在しているのだって

 

このドーパミン

生物(高校ではとってないけど)の授業や

心理学ではお馴染み

 

やる気だとか 欲望だとか

報酬系に作用する 脳内物質

 

他の動物とは違い

人間では 課題を解決することでも

このドーパミンが放出されるのだそうな

 

これは 「現状に満足することができない」

という宿命を

背負っているのと 同じってことね

 

自らの欲望を叶える

課題を見つけ出し

もっともっともっと と 

自らを駆り立てる

 

この番組を見て

心理学の

マウスの実験を思い出した

 

そのマウスは

スイッチを押すと

報酬系が 刺激されるようにされていて

 

マウスは狂ったように

スイッチを押し続け

それは 生命の危機を感じるほど

 

ある行動を起こすことで

報酬系が刺激され

ドーパミンが放出される

その量が 許容量を大きく超えていると

 

同じ刺激を受けても

脳が反応を 抑えるようになってしまう

同じだけの 快感を得るためには

もっと 多くの刺激が 必要になる

それが中毒になるプロセス

 

そうなってしまったら

もう

自力で抜け出すのは 難しい

 

ドーパミンは 快楽を与えてくれるけれど

満足感は与えてくれない

だから 飢餓感がどんどん高まっていく

 

もしや、人間の起こしている

今の問題

環境問題でもなんでも

人類総中毒時代の産物 ってことでは

あるまいね

 

もっと幸せになりたいという欲望を

人間の課題解決能力が 叶え

そのことが 報酬系を刺激する

 

どんどん強い刺激を求めて

中毒レベルになった 人間の欲望は 

肥大化して 

地球の許容量を 

ゆうに 超えてしまっているのかもね

 

報酬を求めて 刺激をどんどん強くして

量が増え 頻繁になり 度合いが高くなる

現状では満足できず

周囲を巻き込みながら

突き進んでいく

 

ドーパミンは 刹那主義

今ここで すぐに手にしたくなる

報酬系は 待ってくれない

今すぐ欲しい もっと欲しい ずっと欲しい

それが ドーパミン

 

あのネズミさんは どうなったのだっけ

 

生命の維持より 

本当の幸せより

快感を求めるように されてしまった

ネズミさんが

人間に重なる

 

だけど きっと

欲望への志向角度を 少しだけ変える事で

この危機を乗り越えるられるかも

 

希望は まだ残されてる?

 

あ…

これは ただの 

ひとり言