
ARHGAP11B
これ、人に特異的な遺伝子の名前なんですって
遠い昔 人類の遺伝子が
複製される過程で
一部が欠損した形で
複製された
コピーミスで できてしまった
不完全な遺伝子
それが ARHGAP11B
なんとこの 偶然の産物が
人間の脳を ここまで大きくする
原因となったらしい
人間と近い
違いを生み出した
遺伝子が たった一箇所の
コピーミスから生まれただなんて
この
ARHGAP11B は
大脳皮質が 大きくなるのを
促して、今の人類になるのを決定づけた
ちなみにヒトの大脳新皮質は
それだけ大きな脳だから
頭蓋骨の中に詰め込むために
折りたたまれて
シワがたくさんできた
そしてなんと、
この遺伝子を
ツルツルでシワのない
マウスや
コモンマーモセットの脳に
植え付けると
人間の脳みたいな
シワっぽい凸凹ができたらしい
(マウスの脳には人間みたいなシワは
本来ない)
そして 神経細胞の数が
20パーセントも増加しいてたのですって
たった一箇所が
変わっただけで
その後の 種の運命が
こんなに大きく
変わるとは
すごい偶然
これ
『運動脳』という本 & etc.に
書いてあった
『運動脳』で
もう一つ 印象に残ったのは
脳って移動する生物にしかない ということ
なるほど 言われてみればその通り
植物にはないものね
そこで 脳の仕事は
栄養摂取のため
食物を得るために
その脳の持ち主を移動させる
ためのものだった
移動し続けるための
持久力の高い動物ほど
脳の容積が大きくて
それは
逆を言えば
よく動き 活動な者は
栄養を摂取できて
生き残って
どんどん脳は大きくなった
ということらしい
脳を発達させ
脳が正常に機能するには
本来の働きである
「体を動かす」ことが必須
ご先祖さんが
歩いていた距離の 半分しか
動いていないらしい 現代人
ご先祖さんが12000歩とすれば
現代人の平均的歩数は
6000歩から7000歩
ほぼ半減してる
生物学的には
ご先祖さんと私たちとは
変わらないのに
社会だけが大きく変わって
移動距離を稼がなくとも
食べ物が手に入るようになった
それが 現代人が抱える
心身の不調の原因 と
著者は言う
歩いたり走ったりと
体を動かすと 気分がよくなるのは
生存確率を上げる行動に対して
体がご褒美を与えているから
甘いものや高カロリーのものが
美味しいのも
生存本能のなせる技
動かなければ食べられない
すぐに食べ物にありつけるとも限らない
食べるものがあるときには
可能な限り食べて 体に溜め込む
人はそんな狩猟時代のままの体で
現代に生きている
だから 動くのが本来の姿なのに
その生理に反して
座って ばかりいると
どんどん不調が重なっていく
医学の父、ヒポクラテスは
「歩くことが何よりの妙薬」と
唱えたというけれど
さすが 古代人でも
真実を見通す目のある人は
ちがう
それは 狩猟して暮らしていた
ご先祖さんの時代も
ヒポクラテスの時代も
現代も
体を動かし歩くこと、走ることが
脳と体にとって
一番 ということらしい
どんな薬よりも
どんな脳トレよりも効く
それが 体を動かすこと
自分の体以外
他には何も揃える必要がない
ただ 椅子から立ち上がる
意志さえあればいいとは
なんと安上がりで
お手軽な 健康法なんだろう
ただ私の場合
その「意志」が問題なんだけど ね
参考