人間の集中力の持続時間は
2000年には 12秒
そして
2013年には 8秒になった
金魚の 集中力持続時間は
(どうやって測ったのかわからないけど)
9秒で
人間の集中力持続時間は
金魚より短い
これ、マイクロソフトの
カナダチームによる 研究発表なのだけど
信ぴょう性を疑われる 指摘が
いくつも出てきたことで
(それこそ 金魚の集中力ってどうやってはかるのよ)
『金魚神話』って呼ばれているらしい
ですけれど
実際 現代人の
集中力持続期間が
以前より 短くなっているのは
事実らしくって…
その原因の一つが スマホなどの
スマートデバイス にある
というのは 想像に難くない
2000人の青年被験者を対象として
注意を集中させる実験 を 行ったら
ネット環境に触れている時間の長い
被験者の方が
有為に 課題に対する集中能力が
低くなっていた
幼児は両親の 視線パターンを
真似することが 知られていて
集中できずに
しょっちゅう視線を動かして
目移りしている両親の 子供は
集中できない人間になってしまう
「すぐスマホに目をやる」 を
繰り返すのは しょっちゅう目移りしている
のと同じ事なのだそう
大人がスマホを 頻繁に見ると
子供も その視線パターンを受け継ぐ
などなど
研究結果には事欠かない
だけど
集中力が落ちた というけれど
それは 別の視点からいえば
集中力が 必要無くなった
集中力が 邪魔になった ということかも?
どんどんと 世の中が
新しくなっているのに
一つのことに ずっと
集中していたら
新しいことを 見逃してしまうもの
インスタでもなんでも
新しい物が 次々に流れ来て
一つ一つを じっくり考え
反芻する暇もなく
私たちは 情報を飲み込み続ける
集中力が細切れじゃないと
見続けられない のかもね
だけど
飲み込み 受け取る側の一方で
その情報を作り出す 人たちがいる
AIの その大元となる 源を作る人たち
「ひらめき」だけなら 誰にでも
受け取って 飲み込むだけの
人たちにだって
訪れるかもしれない
けれど 思いつきから
一歩 進めて 新しい何かを
作り出すには
地道な作業が 必要になるのではなかろうか
集中 根気 考え続ける
頭脳だけじゃなくって
地道な練習で 身体能力を
高め続け 感動を生み出す
アスリートだって
根気や集中が 必要とされるはず
これから 先
人間は何種類かに分かれるのかも
集中して 根気強く取り組み
何かを 生み出す人
そして
彼らが生み出した ものを
受け取る人
科学の進歩で そのうち
知識も体験も経験も
実際に手を動かす必要も
体を動かす必要もなく
機器から 直接
脳に入れちゃうなんて 技術が
開発されたりでも すれば
集中モードなんて
大多数の人類には 必要なくなるかもしれないね
だって その頃には
AIが 考えることの ほとんどを
やってくれていそうだし
作り出す者と
ただ受け取る者 とに
影響を生み出す者と
影響される者 とに
二極化する 人類
なーんてね
アナログ派の 私には
どうにも 想像できない世界が
未来に待っているようで
自分で想像しといて
ちょっと怖い
参考