ヨーロッパの芸術の都というと
パリ ロンドン ローマ
フィレンツェ ウィーン
あたりを 思い浮かべる方が
多いかな と思います
パリにはルーブル美術館があるし
ロンドンには大英博物館
ローマはバロック
そしてウィーンは19世紀末アートの
発祥地
だけど 現代芸術となったら
ドイツも なかなか
捨てたもんじゃあ ないんです
ちなみに私が住んでいた
ドイツの真ん中から
ちょっと上&西側に位置する
ノルドラインウェストファーレン
(Nordrheinwestfahren)
の州都 デュッセルドルフ
ここには
デュッセルドルフ芸術アカデミーがあって
教授陣や出身者には 錚々たる
現代美術家の名前が連なり
例を挙げれば
ゲアハルト・リヒター
ローズマリー・トロッケル
現代美術名鑑に 載っている
有名人がどっさり
ボイスや
アンセルム・キーファーが活躍した
70年〜80年代には
ヨーロッパの芸術中心地
だったことも あるのです
日本で人気のある
奈良美智さんも
この大学に留学して
ペンク教授に
師事していたのでしたっけ
そういえば 私が
デュッセルドルフに住んでいた時
イタリアから
芸術大学に留学していた
知り合いの男の子に
「イタリアいいな 住みたいな
素敵な美術館だらけじゃない」 と言ったら
「イタリアは過去の遺物だけ
ヨーロッパなら今はドイツ」って
(その頃)言ってましたっけ
ドイツというと
音楽の国のイメージだったり
ゲーテやシラー、ハイネ、アイヒェンドルフなど
思索に耽る 文学の国の
イメージが強いですけど
実は 絵画芸術部門で
メジャーな時代も あったのです
(ミュンヘンのブラウエライターとかも あるし)
といっても やっぱり ドイツらしく
日本で人気のある印象派とは
全然ベクトルが違って
柔らく明るい というのではなく
暗かったり 強目の作品が 多いような
気がしますけど
さて
今はどうなんでしょうね・・・