JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

高槻名月能に行ってきました—— わたしは眠い 眠くなる

高槻城公園に芸術文化劇場ができたそうで

開館記念公演の

高槻明月能 に行ってきた

 

副題は 

能と狂言京舞の午後

 

さすが開場記念だけあって

出演者が まあ 豪華🤤

 

井上流のお家元と娘さんによる

『松の羽衣』

 

野村萬斎さん&ご一門の

『末廣かり』

 

お能は片山九郎右衛門さんの

鞍馬天狗

お目当ての

『羽衣』は まあ 美しかったこと❣️

伯了役のお家元の 抑えた表現と

天女役の娘さんの 華やかな舞

指先まで 神経の行き届いた 動き

キリッとした振付は 勿論のこと

衣装も豪華で美しく 眼福眼福

 

前に人がいなかったので

良く見える席では あったけれど

オペラグラスに かじり付き

うっとりと 至福の時を過ごしました

  

そして

『末廣かり』は 

私 狂言が大好きなので

大いに楽しみました

笑いました😆

 

プラス お囃子で 舞う 

野村萬斎さんの 身体能力を 

こちらもオペラグラスにて凝視! 

あー 楽しかった

やっぱり 狂言だい好きです

 

そして…お能…… 

お能はぁ 品格がありすぎて

空間に広がる波紋 が見えるような

独特の声を聞くと

1/fゆらぎ だとか α波だとか

びしばし 出てるんでしょうか

起きなくっちゃ と 思えば思うほど

瞼が うっそりと重くなってくるのです

 

特に眠くなるのが

鞍馬天狗の 片山九郎右衛門さんが

ぼわーぼわーっと 声を出している時

もう 何を言っているのか 

わからないくらい 眠い

 

そこに時々 響き渡る つんざくような

笛の音や 源義経役のお子さんの声で 

びくっと起きる

 

それがすぎると

お囃子や 片山九郎右衛門さんの 

声で またうとうと

 

しっかり見たい箇所で

うとうと…ってのも 何なのでしょうと

思うのですが

 

いつだったか どこだったかで 

能楽の重鎮が

お能は眠くなっていいんですよ

そういうものなんです」

みたいな事を

おっしゃっていたような気がするので

まあ よしとさせて いただこう

 

そういえば 大学時代に

卒論指導をお願いした教授と

友人5人で お能を見に行った時

教授が ただ一人 爆睡してた

私達は、目が血走りそうになりながら

必死に起きていたのにね😅

 

そうそう この度も 私のお隣の席の

とても上品な佇まいの おばさまも 

鞍馬天狗』の間 

とっても気持ちよさそうに

最初から最後まで 

ずっと 目をつぶっていらっしゃった

 

だから 寝ていいのよ きっと

もしかしたら 眠るのが王道

(な訳 ないですね すみません)

 

全演目を 感動と共に見終わって

寒風吹きすさぶ中

(とっても寒かったのです)

最寄駅に向かう帰り道

振り返って見た 夕焼けバックの

芸術劇場も とっても素敵でした