実は、ずっと片付けられなかった
モノがあります
それは 以前虹の橋を渡った
コイネズミヨウムに
お供えしてきた バラの花
一年ほどの間 ずっと
ピンク色のバラの花を
買ってきては 飾り
花が萎れてしまう前に
バラを飾り続け
ドライフラワーは増え続け……
ところが
2、3日前に もうそろそろ
いいんじゃないかな って
思えて
そして 今日
ドライフラワーを さよならしました
何で 急にこんな風に
思えるようになったのかな
きっかけは
虹
あの子が
虹の橋を渡った日の
翌日と そのまた翌日の
二日間に渡って
全く同じ場所に ちょっと変わった形の
虹が出ていたんです
以来 同じような形の虹を
探すけれど
見る事ができなくて
なのに
先日 また それも
全く同じ場所に
同じ形の 虹が 出ていた
半円ではなく
地面に対して
直角にも見える
縦型で 色のハッキリとした
虹
その虹を見た時
もう 大丈夫だね って
言われた 気がして……
なんで私が
ずっと ドライフラワーを
手放す事ができなかったのか
それは きっと
あの子と私とを つなぐ
ある種の
「よすが」のように
思えていたからかも
だけど あの日から
2年と3カ月が過ぎて
「よすが」がなくとも
思い出せば いつだって
すぐそばにいるんだよねって
自然と
思えるようになりました
月命日の今日
コーナーには
カーネーションの 生花
すっきりして 明るくなって
あの子も
喜んでくれている気がします