JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

ご無沙汰でしたの『ミレニアム』

 

先日 おすすめ本の記事を書いた事で

久しぶりにまた本が読みたくなって 図書館に

 

そこで見つけた😆‼️

 

『ミレニアム』

 

いやーん、こんなに出てるじゃないの 

 

1巻2巻と読んで 夢中になったものの

なかなか出ない3巻にしびれをきらし

そのまま 忘れてしまっていた 

(どれだけ忘れっぽいの 私)

 

なんとなんと

ご無沙汰してる間に 3部作の3巻目どころか 

それ以降まで翻訳されていた

(著者のスティーグ・ラーソン

本が出版される前に亡くなっており

4巻以降は別の作家が引き継いでいる)

 

早速3巻の上下を借りてきた

 

『ミレニアム』は

映画化もされたらしい けれど

私、映画は見てません これからも

多分 見ません

なぜって 絶対に暴力シーンが多いから

 

苦手なものの多い私

ジェットコースターもお化け屋敷も高所も閉所も苦手

そして 

暴力&流血&ホラーは 絶対NG

 

でも、本なら ある程度までは 大丈夫

自分の中で マイルドに変換しているのか

それとも 勝手にスキップしているのか

 

だからといって、本なら何でも大丈夫という訳ではなく

分厚い(=お高かった) スティーブン・キング

『IT』を(無謀にも)買い求めた時は

数ページ読んだだけで 夜トイレに行くことができなくなり 

早々に脱落

会社の先輩にお譲りしました😭

 

そうそう 『ミレニアム』でした

ジャンルにしたらミステリー&サスペンスになるのでしょうか

 

主人公は

天才的ハッカーで フリー調査員

虐待された過去を持つ 風変わりで小柄なヒロイン 

リスベット・サランデル

 

そして

社会派雑誌の発行責任者 名探偵カッレ君こと 

ミカエル・ブルムクヴィスト

 

ストーリーは サスペンスを一つの軸に

暴力を纏った女性蔑視や差別を もう一つの軸にして

思いもよらなぬ方向へと 舵を切り続ける

 

ストーリーを支えるのは 

実際に起こっていてもおかしくない と思わせる

リアリティ

そして 女性登場人物たちの活躍

 

暴力シーンが苦手な私が 

なぜ この本に惹かれるのか といえば

女性たちが あまりにも格好良いから

 

女として だけでなく

人として生きていると

尊重されていない、と感じる瞬間は多々あって

それでも 毎日を そつなく平穏に送るために

見ないふりをして 心の中に押し込めて 

黙っていることを選ぶ

 

そんな私の目にうつる

踏み躙られ、蔑まれても 敢然と立ち向かう

黙っていない女たち 男たちは 

眩しいくらい格好良い

 

 

第1巻:『ドラゴン・タトゥーの女

リスベットとミカエルが ある密室殺人の謎を解くために出会い

その事件が さらなる事件につながっていくミステリー

 

第2巻:『火と戯れる女』

警察内部を舞台として

リスベットの過去が明らかになってゆく ポリティカル・サスペンス

 

そして

第3巻は『眠れる女と狂卓の騎士』

まだ読んでいないので……読んでからのお楽しみー🎶

 

この本の唯一のマイナス点は

登場人物の名前が覚えにくいこと

 

『ミレニアム』の著者 

スティーグ・ラーソンと 彼のパートナー

エヴァ・ガブリエルソンは スウェーデン

そして 舞台もスウェーデン

 

私にスウェーデン人の知り合いはいないし

スウェーデンが舞台の本も 他に読んだことがない

 

スウェーデン人の名前を聞いても 全くピンとこない

人物が新しく出てくるたびに これは……

男? 女? 誰? となってしまうけれど

翻訳の良いところは 人物リストが巻頭に用意されていること

このリストのおかげで 混乱せずに読み進めることができる

 

ただ、読んでいる箇所と 人物リストを行ったり来たりは ちょっと面倒

それさえ大目に見れば 

これぞ

ザ・ページターナー 

 

1、2巻と同様

3巻も怒涛の展開が 待ち受けているに違いない

 

さあっ、読むぞーっ