JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

私が過去にハマった本 1  『大地の子エイラ』 The Clan of the Cave Bear

 

この頃小説を読んでいない と先日書いたけれど 

本を貪り読んでいた時期が 2回ある

それは

 

鍵っ子だった学童期と

ドイツ滞在期間

 

ドイツに住んでいた頃

急に本を読みたくて仕方がなくなった

 

追い立てられるように

Amazonの評価を見ては 本を選び

気になったものを次々購入

(その頃のAmazonヨーロッパは 

気に入らなかったら返品無料だったので

購入のハードルがとても低かった)

 

その中で 何回も繰り返し読んだ

お気に入り本のうちの一冊が

 

The Clan of the Cave Bear (Jean M. Auel   1984  Bantam Books)

大地の子 エイラ』(ジーン・アウル著 中村妙子訳 1988 評論社文庫)

 

地震で自分の部族を失い 天涯孤独となった少女

クロマニヨン人のエイラが

ネアンデルタール人の部族に拾われる

 

用いる言語も違い、身体的にも異なる少女が

Cave Bear(洞窟グマ)の一族と 行動を共にしながら

部族の掟や社会 厳しい自然

余所者としての立場など

過酷な運命を

知恵と努力と意志力とで 生き延び、乗り越えていく

 

舞台は石器時代 

ネアンデルタール人からクロマニヨン人への過渡期

設定といい人物描写といいストーリー運びといい 

圧巻の一言

 

ヒロインの強さ、賢さ、したたかさに

思わず拍手し、手を握りしめ、涙する

 

そして、ネアンデルタールの行く末に

心寂しく思いを馳せる

 

息もつかせぬ場面展開は 著者の得意とするところ

そして知識的な裏付けもしっかりとなされていて

読んでいて 「ん?」 という箇所がなく

安心して没頭できるのも良い

 

欧米ではかなりの人気で 何冊も続編が出たけれど

(映画化もされたらしい でも 知らなかった)

途中から(出版社の意向か知らないけれど)

やけにロマンス路線に舵を切ってしまい

読むのをやめてしまった

 

けれど、この一作目は傑作

The Clan of the Cave Bear は何度読んでも 感動する

私にとって何年かに一冊の 運命の出会い本

 

久しぶりに 

また読んでみようかな と思ってます

 

 

そういえば、主人公の名前 英語表記はAylaなんですけど

ずっとアイラって発音してました

エイラって読むんですねーーー😅

 

 

 

大地の子エイラ―始原への旅だち 第1部 (上) | ジーン・アウル, Jean M. Auel, 中村 妙子 |本 | 通販 | Amazon

 

https://www.amazon.co.jp/Clan-Cave-Bear-Earths-Children/dp/0553250426

 

日本では児童書扱いらしく……なぜでしょう???

日本の児童書の定義が 時々よくわからない