JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

さよならミュール

 

ヒール10cmの ミュールと

歯が5cmの 日和下駄 を

手放した

 

どちらも 大のお気に入りで

使い尽くした感は あるけれど

これまでずっと 手放すことができなくて

 

ミュールは 

他ではあまり見ない形が

とっても綺麗で

足元も 軽く見え

どんな服にも似合って 

お気に入り

 

日和下駄は

(これは この頃あまり

履いている人を 見なくなった

二枚の薄い差し歯の 雨下駄

浮世絵によく 描かれてます)

カランコロン と音がするのも

シャンパンピンクの爪皮も

(爪皮とは 下駄の先にひっかける つま先カバー)

台に施された 螺鈿細工も

紅色の鮮やかな 下駄裏も

何もかも 好みにドンピシャ

 

けど

 

「前みたいに 転んで怪我しないよう 

気ぃつけなさいよ」 

の お師匠さんの一言で

はっと目が覚めた

 

そう 

手放すと 決めたのは

お師匠さんの この一言に尽きる

 

どちらの履物も ヒールが高い

その上 

日和下駄は 雨の日専用

 

ミュールも 歯の薄い雨下駄も

履く際には 否応にも

高度なバランス感覚が 要求されるのです

 

だけど わたくし

バランスとるのは 得意(なはず)

平均台から 片手で側転降りできてたし

バランスゲームは 今の所 全戦全勝だし

(私の周囲の人たちが バランスとるの

不得意なだけだけど)

 

だけど

バランス感覚はあっても

うっかりもので おっちょこちょいで

よくコケる

それじゃあ プラマイ0️⃣ じゃないっ!

いや むしろマイナスでは ないだろうか

 

真っ平らな場所でも

人目のあるところでも 

コケる才のある 私

 

なぜここを選ぶ? というような

場所で よくこけている そのざまは

ブログにも よく告白している

 

そんな私だというのに 

どこから出てくる その自信

 

なにしろ

きものを着ていようと 

なんだろうと

ダイエットのために

階段を使うと決めている

 

だけど

 

こんなの履いて

階段でコケたら

目も当てられない

 

だから 

 

ずっと お気に入りだったけど

なかなか 手放せなかったけど

さよならすることに決めた