JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

どうする サンタクロース 

こうも 寒くなってくると

もう冬が すぐそこまで 

近づいて来ているなって 思います

 

冬の絵本の お決まりは

雪のちらつく夜

暖かい光の漏れる 

小さな家の窓から

のぞく

暖炉を囲む家族の姿

 

ソリに乗って 家々を周る

サンタクロースは

煙突から 入ってきて

マントルピースにつり下げられた

ソックスにプレゼントを入れ…

 

ちなみに 

サンタクロースが通るには

絶対に暖炉じゃないと

薪ストーブの 直径20cmの煙突じゃ

魔法でも使わない限り

通り抜けられっこない

 

 

そして 日本の主流は

石油ストーブや ガスストーブ

別荘地になると 薪ストーブが

メインで 

暖炉のある家は稀

 

あれー、サンタクロース 

ピーーーンチ

 

(だけど、日本の囲炉裏のある家だったら

家の屋根がスカスカだから

入ってきやすいかも知れないけれど)

 

その上

暖炉って、見た目よりも

あったかくない らしいんですよね

炎との間に何もないので

マシュマロ焼いたり 薪の香りを嗅いだり

直接楽しむことはできるけれど

暖かさは 7割方

煙突から外に出て行ってしまう

 

部屋はそれほど暖まらないのに

サンタさん 火傷しちゃいます

 

一方の 薪ストーブは

輻射(熱エネルギー)と

自然な対流で 部屋を暖める器具

***

かつては

バーモントキャスティングスあたりが

forgenflame.com

クラシックな外観と相まって

とても人気でしたけど

この頃は 環境にも優しい

ヨーロッパ製の

薪ストーブが 人気

www.brunner.com

www.hwam.com

 

そのすごさは 燃焼効率に現れていて

薪の消費量を抑え

かつ

排煙量もこれまでになく 

最小にする モデルが

どんどんと出てきてる

 

さすが 環境問題に敏感なヨーロッパ!

 

そんな国々では 

歴史的に使われてきた暖炉も

昔のままじゃいられない

 

蓄熱式暖炉って ご存知でしょうか

ヨーロッパのお城などに行くと

陶器で作られた 巨大なストーブがあるのに

気づかれた方も多いかも

あれが、蓄熱式の暖炉なのだそう

 

タワーのような陶器部分に熱を溜め込んで

そこから 徐々に放熱する

 

ストーブが 火を消した後の 

温度の下りが早いのに比べて

蓄熱式暖炉の暖かさは ずっと長持ち

柔らかい熱を放出し続けます。

その長さ なんと14時間!

 

蓄熱式暖炉って システム上は

薪ストーブに近い

そして 薪ストーブって

実はとってもエネルギー効率が高い

 

エネルギー変換効率が最も高いのが

水力発電で80%くらい

 

それ以外になると

原子力発電は10%

石油ストーブ40%

太陽光発電20%

風力発電30%

 

他は大気中に失われているということ

 

一方の薪ストーブ

製品によりますが、なんと80%以上の

エネルギー変換効率を

達成しているものも!

 

ただ、旧式薪ストーブではなく

新しい技術を駆使して 作り上げられた

ハイテクストーブに限りますが…

 

そして 現代版蓄熱式暖炉

暖炉とは言っても

システムはストーブ

薪ストーブのパワフルな熱量を

蓄熱体に溜め込んで

柔らかく暖かさを 放出するという

仕組み

 

普通の暖炉とは違って

熱は蓄熱体に溜め込まれ

以前のように煙突から

ほとんど 逃してしまう

なんてことはありません

 

比較すると

薪ストーブが 

熱しやすく冷めやすい のに 比べて

蓄熱式暖炉は 冷めにくく

ずっと部屋を温め続けます

 

その上 最新の暖炉は

ガラスでカバーされているものを選べば

家の中の空気を汚さず

臭いも煙も

全て外に放出してしまう

そして 炎が綺麗に見える と

いいとこ取り

 

ただ、蓄熱式暖炉も蓄熱ストーブも

煙突は狭くって 直径30cmもない

やっぱり サンタクロースは

煙突以外の出入り口を

探さなくっちゃ  ならないらしい