
先日から読み始めた
『9つの脳の 不思議な物語』
ヘレン・トムスン著
仁木めぐみ訳
文藝春秋
その第四章
「何が性格を決めるのか」で
上脳と下脳という単語が出てきた
右脳左脳はよく聞くけど
上脳下脳なんて
心理学で習ったっけ?
大脳小脳間脳脳幹じゃなくて?
だけど、現在
右脳左脳で人間を
タイプ分けする事はできない
というのは知っている
けど
この章で
「人の性格は『上脳』と『下脳』の関係性で決まる」と
・上脳=前頭皮質上部&頭頂葉、側頭葉
・下脳=前頭皮質下部&側頭葉、後頭葉
上脳は計画立案&実行
(抽象化や理論立て、全体像の把握)
下脳は感覚器官が受け取った情報の解釈実行
を受け持ち
上脳と下脳は互いに
やり取りして修正しながら
行動を調整しているそうな
上下脳を提唱した コスリンは
上脳と下脳のどちらが優勢かと
内向的か外向的かで
性格がきまるという説を提唱した
(『上脳・下脳:脳と人間の新しいとらえかた』
スティーヴン・M・コスリン著 河出書房新社)
ん? ここまで読むと
心理学の授業で習った気が
しないでもない
忘れているだけかも
心理学ではお馴染みの
フィニアス・ゲイジの例
(鉄の棒が眼窩に突き刺さり
脳を貫通するという事故によって
性格が真逆に変わった)も
この説で説明できるらしい
ちなみに
・上下脳両方をフル活用する人は「計画を立てて実行し、結果を細かく考察する」可能性が高く
・下脳優位の人は情報を観察吟味するが、実行に移すのにハードルが高いため、考えるだけに終わる可能性がある
・上脳優位の人は想像力と先進性に富むが、その結果どうなるかが抜けている猪突猛進タイプの可能性が高い
・上下共に弱い場合は、外部からの影響に左右される、刹那的な生き方をする可能性が高い
ですって
この説
エビデンスが
確立されている訳ではないので
性格タイプ診断として
利用できるようになるには
大規模な検証が必要らしい
ただ
この考え方だと
脳のどの部位が
どんな機能を担っているのかが
理解しやすい
自分の情報処理方法や
認知の癖などについて
・知覚・解釈(下脳)と
・計画・制御(上脳)の
どちらが得意なのかを
知っておくのは
物事を進めていくのに
なかなか 便利かもね