いつもの
お気に入りの散歩道の
途中に
ちょっと朽ちかけた
枕木の階段があって
登っていく人の姿は
一度も見たことがなかったけれど
お天気も良いので
思い切って
そちらに向かって足を進めた
電柱も電線も
勿論 人の姿もなくて
小道は和草に覆われた
広葉樹の明るい森

その中に 所々
顔を出す
クリスマスツリーみたいな
可愛い針葉樹
聞こえるのは
鳥の声と葉擦れの音ばかり
柔らかくてふかふかな
緑色の小道は
歩いていて気持ちがいい
はじめは
獣道みたいなものかと
思っていたけれど
小川には
分厚い板で橋が渡されて
所々 木に印がつけられているのは
ちゃんと管理されている証拠
森の中を堪能しながら
小道を先へ先へと歩いていった
そしたら
びっくり
我が家から一番近い
舗装道路に出た
なんとなんと
こんな所に出るとはね
そして見つけた 道標
この道
遊歩道だった

道理で歩きやすいはず
お気に入りの散歩道が
一つ増えた