
京都から引っ越してくる時
引越し業者さんに
荷物の中に
アンティーク家具がある事を
伝えておいて
引越し当日
家具を保管しておいてもらった
アンティークショップに移動して
梱包作業を見守った
リーダーさんが
どの大きさのダンボールが必要か
どの種類が必要かを
矢継ぎ早に指示を出し
テキパキと
たった一人でアンティーク家具を
梱包していく
その様子が
まるでダンボールや薄紙を使った
マジックを見ているみたいで
ダンボールが波のようにうねってみたり
くるくると巻かれてみたり
そして出来上がりは
まるで いろんな形の
ふっくらとした パンか
マッシュルームが並んでいるみたい
梱包作業は見慣れているはずの
ステンドグラスや家具職人さんも
目を見張って こんなの見た事がない って
そして家具は無事
傷ひとつなく
引越し先に届き
そこで 今度は
引越し業者の作業員さんも
こんな梱包初めてです と
「お客さん、京都からでしたよね
京都には、文化財専門の人がいるから
その人が梱包したんですね」
それはなんとも 勿体無いお話
おかげさまで
すごい技を見せてもらいました