
京都でお茶のお稽古を始めて
主菓子なるものを
いただくようになり
お稽古に行くたびに
いただく 美しい意匠の
練り切りや きんとん
お饅頭に舌鼓をうった
お稽古のお目当ては
お茶よりもお菓子だった
(という人は多いかも)
お味だけでなく
目でも楽しめるお菓子が
毎回楽しみだったけど
ある日
見た目とても素朴な
お菓子が出てきた
ういろうの上一面に
小豆をくっつけたお菓子
量だけは多いけど
なんか変わり映えしないなあ
なんて思いながら いただいた
それが私と水無月の出あい
6月の半ば頃から
多くの和菓子屋さんの店先に
並び始め
京都に住んでいれば
否が応でもが目に入る
水無月は
京都の風物詩のようなもの
外郎に 小豆をのっけた
芸のないお菓子だなあなんて
偉そうなことを思いながらも
せっかく京都にいるのだし
季節のものだからねと
毎年毎年買い求めるようになり
(お茶のお稽古に通っていたこともあるけれど)
12月25日にはクリスマスケーキというのと同じように
梅雨時期の外郎だけでなく
季節と和菓子が結びつき始めた
はなびら餅に椿餅、
鶯餅に三色団子
みなづきに若鮎
お月見団子に亥子餅
栗蒸し羊羹や きんつば
などなど
もともと 水無月は
無病息災を願う
夏越の祓にちなんだお菓子だそうで
宮廷で行われていた
氷を口にして暑気払い兼無病息災を
願う行事にあやかって
当時高級品の氷を
口にすることのできなかった庶民が
三角に切った外郎を氷に見立て
一年が丁度半分過ぎた6月30日(夏越の祓)に
それまで溜まった邪気を払い
暑い夏を乗り切ろうという
願いをこめたお菓子らしい
京都の暑い夏をやり過ごす
一つの知恵なのかな
毎年いただくうちに
素朴で、なんてことはないお菓子
と思っていた水無月が
滋味深く感じられるようになり
お気に入りのお店もできた
ということで
今年も
無事 水無月いただきました🎶
だけど
引っ越し先に水無月はあるのかな?
まあ その地域ならではの
季節のものを 楽しめばいいよね