
1.画材
2.香水
3.日本野鳥大鑑
描くかもね、描きたくなるかもね と
ずーっと 持ち続けていた
油絵の画材
油絵の具はもとより
先生が美大受験のために
小細工してくれた
パレットナイフや
大型の筆
水彩やコンテに色鉛筆は
使うかもしれないけど
さすがに 油絵は きっともう描かない
乾かすにも 描いた後の始末も
手間がかかるのだもの
油絵のテクスチャーも深みも
大好きだけど
自分ではもう描かない
そう思い切ってドーンと捨てたら
大きなボックス家具が一個
まるまる空いた
香水は もう本当に使わない
ペットがいるから無理
体温が高目で
つけた途端に ラストノートに
まっしぐらってのも 悲しいし
まず 外出する時にしか
つけられないという 足枷あり
思い出の2個以外
ペンチで口を取り除き
布を入れたビニール袋に
どぼどぼ注ぎ
香水瓶だけ
トイレに置いた
私がつけなきゃ
ほんのり いい香り
かなしい
日本野鳥大鑑は
田舎に行ったら
野鳥の種類を調べるのに
いいよねえと
ずーっと手元に置いておいた
鳴き声CD付き
だけど ほとんど聞かず
今となっては
ネットでの鳴き声検索の方が
便利
それに
何かというと 夫から
CDのカラスの箇所の録音の
「からす カー」
の 音声を真似て
おちょくられるのが
鬱陶しくもあって
この際… と
放す物置き場においている
捨てていないってことは
まさか未練がある? いやいや
そんなことはありませぬ
なにしろ 画材に香水と
ずっと 手放せずなかった物と
おさらばして
すがすがし