JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

身を削る美しい色

ステンドグラスの金属や

真鍮灯具の件で

アンティークショップさんに

相談に行った時

 

あまり関係はないけれど

 

京都のお祭りで使う

お神輿は 

漆に未だに古来ゆかしき

やり方で 水銀を使う

という 話になった

 

今は 危険とはわかっていても

特に京都の 伝統関連は

そんな 「昔ながらのやり方」

が良しとされているらしい

だからこそ

伝統的な 本来の色となる

というのも 事実

 

神社仏閣にも使われている

本朱

これは水銀(硫化水銀)から作られる

 

そして本朱を焼いて作るのが

古代本朱

こちらは制作過程で

毒ガスが出るため

今では作ることが禁じられている色

 

もともと

毒のあるものは

鮮やかな色を持つものが多い

 

昔は 

美しく鮮やかな色の方が

人の命や健康が

犠牲になるとしても

求められていたのだろう

 

それに

その頃生きていた人々の

平均寿命も

短かった

 

だから 古の色は

美しく、手に届きがたく

抗いがたい魅力がある

ということなのかも

 

美しいものは

人を惹きつけ

リスクに

目をつぶってしまうことも

 

ドイツで知り合った

芸術大学に通う友達は

ガラスファイバーで

インスタレーションを作っていた

 

無数の細かい針を

相手にしているようなものだから

制作時には

ゴーグルに 毒ガス用みたな

ごついマスクが欠かせない

 

彼女曰く

健康被害? あると思う

だって、絶対に吸ってるもの

なんでこんな因果な素材で

作品を作っているんだろう

って思うよ

だけど この素材が好きなんだから仕方ない

身を削ってるよー」

 

鋳物だって 製作工程では

取り扱い注意とあるような

危険な溶剤を使う

出来上がった作品は美しいし

洗ってあるので安全だけれど

作るまでが危険

 

美しいものには

毒があるというのは

真実かもしれない

 

これは 毒ではないけれど

西洋の お城や邸宅に

入っているガラスには

縦になみなみとした柔らかい

凹凸が入っている

それが独特の魅力を醸し出す

 

これは 現代のように

錫の上に ガラス液を流すのではなく

引き上げて成形していたために

できる線

 

だから大きいものは作れない

 

西洋では 修復のために

昔の製法でガラスが作られている

その価格は

現代ガラスが1000円なら

ドイツSchott社の伝統製法の場合は

10000円

 

そういえば、クリスタルガラス

(スワロフスキー)は

鉛(有毒)を混ぜ込むことで

あの輝きを 出しているらしい

気をつけないと