JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

舞と踊り

実は

舞 と 踊り は

違うのですって

 

お稽古を始めた頃

うっかり「踊り」なんて

言おうものなら

「ウチの流派は舞で 踊りじゃない」と

お師匠さんに (きつく)言われたもので

 

ちなみに 私が

習っているのは

「舞」の中でも

「座敷舞」と呼ばれるジャンル

お座敷で舞う事前提

 

日本舞踊(実はこの言葉が一番新しい)の

くくりの中には

舞と踊りとがあって

 

踊りは

知っている人が多そうな

歌舞伎などの流派でもお馴染み

 

お江戸で発展した

花柳流

若柳流 など

 

大舞台で披露する事前提なので

「踊り」の振りは

動きが大きくて派手なものが多い

 

一方の舞は

上方でお能文楽

影響を受けつつ発展

座敷で披露すること前提なので

動きは抑えめと言われています

 

ただ 私がこのブログでも

ひいひい言っているように

舞でも ぴょんぴょん跳びますし

曲目によったら

踊りの流派よりも 動きが大きかったりもして

お能みたいに 跳び座り

(跳び上がって胡座で着地なんて

おっそろしい振りもあるわけで)

 

踊りにだって

しっとりとした

動いているんだか動いていないんだか

わからないような振りもあり

 

ならどうやって見分けたらいいの?

と言われても

見分けるのって難しい

 

私にはできません

 

ただ

舞と踊りの 違いとして

一般的に言われているのが

 

舞は旋回

踊りは跳躍

舞の起源は神楽

踊りの起源は念仏踊り

舞は人数少なめ

踊りは輪踊り

 

舞は 舞楽みたいに

献上する芸能で

踊りは 盆踊りのように

皆で楽しむ 参加型の芸能

 

となると

 

歌舞伎はどうなるの?

歌舞伎は参加型じゃないよね

観客が舞台に上がったりしませんけど?

 

それは 歌舞伎が

舞や踊りに比べると

新しくできた芸能で

舞と踊りのいいとこどりした

折衷型だから

ということになりそうです

 

心情表現を得意とする

舞に

ストーリー性を プラスして

役柄があるから 人数が必要で

広い場所で 演じられるところは

踊り系

 

そういえば

舞の奉納はあっても

歌舞伎奉納って

あまり ききませんもんね

 

なにしろ「踊り」を踊るには

ちょっと広い場所が必要

 

狭い部屋の 宴席なんかで

踊ろうものなら

お銚子は倒れるわ

お料理はひっくり返るわ

地響きがして 埃が落ちてくる

 

ということで

時代劇やひと昔前の

サラリーマンがやっていそうな

腹踊りやひょっとこ踊り

どじょうすくい

(どれも死語ですね)は

「踊り」ってことになりますか