JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

そういう人がいた

今回の朝ドラ なんか 微妙に

実家の親戚と 

リンクしてしまって…

 

母方の実家は

もともと 医者を生業とする家で

曽祖父は 貴族院の議員でした

ですけど その曽祖父

戦後の食糧難の時期

ドラマの中の 花岡さんと一緒で

闇市での調達を よしとせず

子供達と妻(曽祖母)を残して

栄養失調で亡くなったそうで

 

で そこから時代を 遡り

母の実家が医者を

生業としていた頃の事

 

玄関には 

人がすっぽり 隠れられる位の

大きな大きな 水瓶

診療代は その中に入れる

システム だったそうで

 

包んだ紙は水に溶けるから

誰がいくら持ってきたか

わからないよう

そんなふうに 

していたのだそう

 

(他から 収入があったから

できたのだと 思いますが)

 

そんなこんなで

母の実家のモットーは

医は仁術

人を助けるのが 一 

お金は 二の次

 

この話 子供の頃から

何度も 何度も 聞いて

耳に 大きなタコができてます

 

曽祖父も この話を

聞いていた どころか

実際にその様子を

子供ながらに

見ていたに違いない

 

だからこそ

闇市の品物を

受け入れられなかった

 

議員だったから 

いろんなところから 

便宜をはかってほしいと 

付け届けがとどき

その中には 野菜や米も

多かったそうだけど

それらを全て突き返した

 

受け取れば 目が曇ると

 

美談なのかも しれません

議員という立場上

そうでなくては

ならなかったのだろう

とも 思います

 

だけど 曽祖父が亡くなった後

曽祖母は 肩肘張って 

本家を守り

親戚の横槍つっぱねて

三人の男の子達を

育て上げねばならなかった

 

母によれば 

曽祖母は しゃんとした とても

厳しい人だったそうです

 

曽祖父の矜持

それは 多分 

家の矜持でもあって

曽祖父は 

自らを曲げることなく

その生き方を よしと

して 逝ったはず

 

だけど 

母が曽祖父のことを話す時

誇らしげなのが

私は 少し怖い

 

「お国のために」と

通じるような気がして 

 

私だったら 

もし 自分のためと思えなくとも

家族のため 周囲のためにも

生きることを考えなくちゃ って思う

命あっての物種

闇市だから 何っ 

お野菜やお米だって

もらえば よかったじゃない

と思う

 

だけど 多分それは

今だから言えること

そして むしろ

 

理念やプライドに 生きるとか

立場やあるべき姿を 守る

みたいな所が 

今の日本では もしかしたら

足りなさすぎるのかも

 

孫から 誇らしげに語られる人生

というのは

素晴らしいことなのだろうし

 

だけど やっぱり 

水瓶なんて 忘れっちまえ

議員なんて やめっちまえ

と 曽祖母

心の中でつぶやいていたのでは

なかろうか?

って 思うんです