JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

好きになったもの 嫌いになったもの その2

 

『麻衣子の日々』の 

麻衣子さんが書いていらした 幼少期からの好みの変化について

smile-maiko.hatenadiary.com

 

ツナ缶の昨日に引き続き

 

子供の頃は嫌いで今好きなもの

子供の頃は好きで今嫌いなもの

 

もともとが 私 味の主張のないものが 得意ではない

嫌いではないけど、好んで量は食べない

お豆腐も白いご飯も 本当に美味しいのを

食べたことがないからなのかもしれないけれど

どうしてもプラスに 濃い味のものが 何か欲しくなる

 

ただ、きゅうりは味がタンパクでその上「青臭い」

だから 好みではないを超えて 嫌いだった そういえば

 

青臭いのは 嫌い

わたしゃカッパじゃないよ と

子供の頃

きゅうりをこっそり弟のお皿に入れていた

 

私のズルっこを見つけた母は

私のお皿にだけ きゅうりを山盛り盛り付けるようになった

 

でも、それって逆効果だとおもうのよね

嫌いなものは 量が増えたらもっと嫌いになるもの

 

ご多聞にもれず 嫌いだから何がなんでも残す 

成長なし

 

きゅうり嫌いは東京で就職した頃になっても

まだ嫌いだった

 

それが180度反転して 大好き! になったのは

アイルランドでキューカンバーサンドイッチを口にしてから

(具が)キュウリ(だけ)サンドイッチ

 

カッパ巻きだって嫌いだったのに

なぜキュウリサンドイッチは大丈夫か

 

お世話になっていたご家族は イングランド人で

イングランド王室に 並々ならぬ愛情を抱いていた

 

その家の昼食に よく出されたのが

具はキュウリだけ サンドイッチ

なんてったって、イギリス国民に慕われに慕われた 

日本国民の中にもファンが多いという

 

かの エリザベス女王の大好物 なのだそうな

 

うーむ

よそ様のお宅で出されたものに 

いちゃもんをつけるなんて 流石に

しちゃあいけないとは躾けられているし

エリザベス云々の蘊蓄まで聞いてしまった

 

それに、他に食べるものがない

嫌いなだけで、食べられないわけではない

 

目の前に綺麗に盛り付けられた

キューカンバーサンドイッチ

切り口は ホワイトの中に

クリームイエロー、ペールグリーンの層が重なって

清涼感あふれる 美しさ

見た目は一応クリアしている

 

腹を括って 一口かじった その味は

 

食べられる 

あれ、なかなかじゃない? 

 

ソフトな真っ白いパンに薄く塗られた 

マスタード と マヨネーズ が

ごくごく薄くスライスされた キュウリと

ぴったりくっついて

絶妙なコンビネーションとは このことかも

歯触り、味、共に

もしかしてこれは美味なのではあるまいか?

 

鍵は ヨーロッパのきゅうりにあった

ヨーロッパのきゅうりは 日本のイボイボ アオアオしたものとは違い

つるんとして巨大 水っぽくて 青臭さは ほぼない

言うなれば、メロンの皮の内側 みたいな感じかも

 

色といい、味といい

これぞ 上品 

女王様がお気に入りなのも頷ける と一人納得

 

以来、キューカンバーサンドイッチは私の大好物になった

 

その後、サンドイッチのみならず、

日本のイボイボきゅうりも食べられるようになり

今では好物のひとつになるという 快挙

 

私がきゅうりを食べられるようになったのは

全て、エリザベス女王のおかげかも

サンキュー ユア・マジェスティー