JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

京都の桜🌸 & 急にまた読みたくなった『蜜蜂と遠雷』 

 

『リバーサルオーケストラ』 終わっちゃいましたね

こんなんあり? とか思いつつも しっかり最終回まで 見てしまった

 

地方オーケストラって 全く知らない世界だったけど

(あ、だけど小学校で仲の良かった友達のお父さんが コンサートマスターでした)

 

なんてったって 門脇麦の笑顔が可愛い 膨れっ面も可愛い

以前は彼女みたいな ほんわか系の顔立ちは 

大好きなタイプという訳ではなかったけれど

 

最近は ほにゃっとした笑顔の女の子に惹かれてしまう

なんて可愛いんだろ 癒されるー☺️

でもドラマが終わっちゃって ああ 心の中に隙間風

 

その門脇麦が 演じていたのが 

かつて表舞台から去った 天才バイオリニストだった

 

表舞台から去った ん?

 

なんか前にもそんな感じのが あった気がする……と思い出したのが

恩田陸

 

🐝蜜蜂と遠雷⚡️

 

こちらは オーケストラではなく

ピアノコンクールが舞台

 

表舞台から去った天才ピアニスト 栄伝亜夜

自宅にピアノを持たない天才少年 風間塵

栄伝亜夜の幼馴染 マサル・カルロス・レヴィ・アナトール

楽器店勤務の音大出身サラリーマン 高島明石

 

そして 彼らと志を同じくする 若き天才たちが

芳ケ江国際コンクールで競い合う というストーリー

 

芳ケ江国際コンクールは 

浜松国際ピアノコンクールがモデルになっているそう

 

以前NHKで浜松国際コンクールの

密着ドキュメンタリーをやっていたけれど

そちらもとても興味深かった

 

この本で恩田陸さん直木賞をとってますね

 

登場人物の心理描写はもちろんのこと

楽曲や演奏の描写は まるで頭の中に音楽が流れ込んでくるよう

 

恩田陸さんって 音楽の素養がある人なのだろうな 

そうでなくては まず コンクールを舞台にした作品を

書こうなんて思えるはずないもの

 

この本に出てくる

音楽に愛されている 登場人物達の語る言葉は

音楽に対する尊敬と憧れと愛で裏打ちされていて

(両思いっていいなあ)

 

音楽の感性の乏しい私にも

彼ら天才たちの世界を 垣間見させてくれる 

この本に感謝

 

 

私の心に残った この本の中の

マサルの言葉

 

「今の僕にできると許されていることは、必ずできる。

逆に言えば、今できないことは今の僕には許されていないのだ」

 

自分の演奏について

「この先一生かけて努力したとしても 

決して満足することはないと知っている」

けれど「自分に許されていることは必ずできる」

と言い切る事のできる自信

 

抜きん出た才能を与えられた者だからこその 言葉 とはわかっているけれど

 

どれだけの時間と労力を捧げ、思い考え続けたら

彼のように 自分を信じられるようになるのかな

 

今 私が続けていることに対して

瞬間だけでも そんな風に 

感じる事のできる日が 

いつか来る なんていう

幸運は訪れるのだろうか

 

honto.jp

https://www.hipic.jp

 

 

3月25日 生憎の曇り空でしたけれど

大好きな 伏見の宇治川疏水の桜を見に行ってきました

桜はほぼ満開 そしてやっぱり のんびりゆったり楽しむことができました

京都で桜を見るなら 私の一推し - JuniperBerry’s diary