今日はホワイトデーですね
だからって関係はないのですが
私の好きな日本ではマイナーなスポーツについて
思いっきり趣味に走って書いちゃおうと思います
そのスポーツの名前は ちょっと可愛いくて
「キュア」って言います
キュアって言っても プリキュアとは関係ありません
ドイツ語で キュア Ku¨r（uの上にてんてんがつきます）と書きます
英語だとドレサージュ（Dressage＝馬場馬術）
馬術競技には いくつかジャンルがあるのですが
そのうちの一つが馬場馬術
ドイツ人の先生によると
もともとは軍馬の調教として考えられたようなのですが
今では 馬体をバランスの取れた体格にし
馬が怪我をしないように また
パフォーマンスを上げるために行うもののようです
はるか昔 ドイツで習っていた時も
乗っている馬の
体の悪い癖を直すような メニューが組まれていました
さて
馬場馬術には
規定演技と自由演技があります
その自由演技が
なんと音楽に合わせて演技するという
まるで馬の新体操
東京オリンピックで 見た方もいらっしゃるかもしれませんが
オリンピックに出る人馬レベルになると
馬のステップや歩幅まで 音楽のリズムに合わせてきます
そして 騎乗者が
何も指示を出していないように見えるので
（あからさまな指示はマイナスポイント）
まるで 馬が曲に合わせて
ダンスをしているように見えます
人馬一体 「ケンタウロス」レベル
その中でもドイツは外せません
どんなスポーツにも
理想的な体型体格ってあると思うのですが
馬術では 体重も 馬へ出す指示の大きな要素の一つなので
背が高いことは大きなアドバンテージ
そして脚が長ければ 鞍の上で腰が安定する
ちなみに ドイツにいた頃
トラケーナーという大きめの品種の馬に 乗っていたのですが
彼女の肩の高さは 私の身長よりも高い
「Juniperが乗ると、馬に豆が乗っかってるみたいね」 と言われた事があります
身長160cm弱の（脚の短い）私には
まず 騎乗するところから ハードル高し😅
そして 指示を出すための 細かい体重移動が難しい
馬場馬術ッて 骨格のしっかりとした 背の高い
ゲルマン体系の人に おあつらえ向きな 競技なんだなあ と思います
もちろん 体型が全てではありませんけれど
先生は 層の厚いドイツ内でも 実力のある人だったようですが
私とほぼ変わらない身長でしたし（ただ、私と違って脚は長かった）
乗馬は オリンピックで唯一 動物にもメダルが授与される競技
そして男女の区別がなく 選手寿命も長い
馬場馬術で女性の活躍が目覚ましいのは
体力や筋力よりも
馬への共感力が大きく影響するから と聞いたことがあります
勿論 男性も多く活躍しています
ちなみに 2020 東京オリンピックで 馬場馬術個人で銀メダルをとった
イザベル・ヴェート（Isabel Werth）は 私がドイツにいた頃から
（そして多分そのずっと前から）現役
ドイツに住んでいた頃
競技大会を何回か見にいったのですが
その時すでに 大活躍してました
日本でキュアを見る機会は なかなかありませんが
もし機会があったら
人と馬による美しい競技を ぜひぜひ見てみてほしいなぁ
（ドレサージュは9分30秒頃から 個人決勝メダル争いは11分頃から）
以下は自分にとっての備忘録として
大好きな選手の動画を貼り付けておこうと思います
私が一番大好きな Ulla Salzgeber & Rusty
彼女を初めて見た時は
このかっこいい男性は誰？ と 二度見してしまいました
背が高くて、足もすごく長くて
腰から上が 鞍に貼り付いているみたいに安定している
憧れです
ドイツ人らしく 全てがきっちり正確で気持ちいい
そして Rustyのおおらかな脚運びが 曲にぴったり♡
Anky van Grunsven & Salinero
とっても人気者 彼女もやっぱり背が高くて 華のある選手
競技会で見た時は、彼女自身の声で曲に歌を入れていました
この動画にも入ってます
そういうところもおちゃめで可愛い
