JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

アイルランド (今週のお題 「行きたい国・行った国」)

今週のお題「行きたい国・行った国」

 

これまで滞在したことのある 国の中で

機会があれば もう一度暮らしたい と思うのは

アイルランドとドイツ

 

ちなみに ドイツは 絶対に3回目行くだろうな と思っていたら

予想に反して 夫のドイツ赴任はなかった

世界もいろいろ変わったものね

 

アイルランドには 夏から冬の終わりの

半年だけ滞在したことがあって

その時の印象がとっても良かったから

 

私の アイルランド

滴るような緑と薄い水色

そして信じられないくらい 

温かい人たちで できている

 

ダブリンの中心にある セント・ステファンズ・グリーン

大学生が寝転んで本を読んでいたり、子供達が駆け回ったり

人々が思い思いに過ごす 憩いの場所

 

そこで よく楽団が演奏をしていた

音楽に惹かれて 次々と人が集まってくる

舞台を飾るバルーンや色とりどりの花と

芝や木々の鮮やかな緑の対比が忘れられない

 

ある日、浜辺を走る電車に乗った

見渡す限りの遠浅の浜

その向こうはイングランドに続いている

浜辺の所々にできた 大きな水たまりが

アイルランドの薄青い空を映して

これまでに私が見たことのないような

不思議な光景を作り出していた

 

家族連れが浜辺を歩いている

幼い子供と両親

子供が一人駆け出し、もう一人が追いかける

母親がそちらを向いて 何か言っている

遠すぎて 声は聞こえない 表情もよくわからない

けれど、きっと彼らは楽しげに笑っている

 

電車の窓から 家族づれを 眺めるだけで

笑顔になっている 自分がいる

 

アイルランドで過ごした半年で

他の国の何年分もの 温かい出会いがあった

 

なんでアイルランドの人たちは

誰に対しても 人懐っこく

笑顔と優しさを

惜しむことがないのは なぜだろう

なんでこんなに温かくて幸せそうなんだろう

 

決して 幸せな歴史を辿ってきた国 とは言い難いのに

むしろ 辛い歴史を持つ国なのに……

だからこそ なのかもしれないけれど

 

すんっと 心にさみしさが入り込んで来るような時

アイルランドで出会った人たちの温かさを思い出す

 

そういえば

アイルランドの聖人の祝日

セント・パトリック・デイはもうすぐ

町中がグリーンに埋め尽くされるその日の

アイルランドを 私は知らない

 

行ってみたいな けど、短期で

だって、アイルランドで何年も暮らしたら

もう他の国には住めなくなってしまいそう