JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

お稽古納めと着物のお尻の話

今年のお稽古納めも無事(直しどころは満載ですが)終わり

来年の初稽古は約1ヶ月後

お師匠さんに指摘された箇所を、それまでに

どうにかこうにか形にすべく

筋が細くて頼りない私は

練習回数勝負で頑張ります!

 

ただ、無事とは申しましたが

実は、無事ではなかったものが…

それは私の着物のお尻

 

腰を落として体を捻った途端

 

プチチ、と糸の切れる音が😱

 

その日は稽古納めだからと

いつものポリエステル着物ではなく

たれもの(紬ではなく精錬した絹糸の)着物で行ったのがまずかった

 

まっすぐ前を向いたまま顔がひきつり

お師匠さんの声も上の空

 

この音なら、1cmくらい?

普通に歩けばわからないよね?

白い着物だったら人目につくけど

紺だからだいじょぶ きっと

みたいなことが頭の中を駆け巡る

 

日本舞踊というと

みなさん、とってもおしとやかで

ハードな動きなんてしないんでしょ 

お上品ねと  仰る

 

違います!

 

それはおーきな誤解です

 

これまでいろんなスポーツをやってきましたが

始めた頃は 日本舞踊が 一番ハードなんじゃないかなって思いました

 

お稽古ごとに新しい箇所を痛めるんです

それは箇所によっては寝返りを打てないほどの痛さ

多分、日頃使わない筋肉を動かすのでしょうね

 

特に、私はそういう曲(動きの大きい曲)を

教えていただく事が多いのかもしれませんけど

 

びょんと飛び上がって一回転して

片膝ついて着地

(音出さないで着地しなくちゃならないらしいんですが、無理です)

 

とか

 

立膝の状態から後ろにそのまま倒れ

くるっと横に転がって立ち上がる

(これは家でちゃんと帯をせずに練習したら

一回で腰を痛めました)

 

とか

 

片足立のまま、両腕をゆらゆら動かしたり

歌舞伎の見得を切るみたいな動き(表情はつけませんが)をする

 

とか

 

跳び上がって 両足の踵をお尻につけてから

右向いて立膝で着地

そのしゃがんだ体勢から同じように跳び上がって

今度は左向いてしゃがんで着地

 

とか

 

もう曲芸ですか? って感じです

 

(お師匠さんクラスになると

跳び上がって、あぐらで着地とかされているので

私がひーひー言っている位の動きは

ハードの範疇にも入らないのですが)

 

そして

それら全ての動きが着物のお尻にはとっても酷

 

お尻をついて くるっと方向転換とかするので

破れなくともお尻部分の布が伸びて ぽこっと出てしまうなど

なかなかかっこ悪いです

なので

お稽古着物は浴衣かポリ着物が定石

 

ただ、すごいなあ、と思うのは

和裁で仕立てをお願いした着物は

ぐいっと引っ張っても 切れるのは糸なので

布が裂けることは まずない というところ

これが洋裁だと 糸は切れずに布が裂けてしまいます

 

和裁をしていらっしゃる方から

力がかかった時

「糸が切れるように縫うのが和裁」と

伺いました

 

布さえ傷にならなければ サイズを変えたり

紬なら裏表にしたり

 

どこかに擦れができてしまったとしても

着物から羽織りものに

それでも無理なら布団がわや座布団にと

形や用途を変化させることで物を大切に使ってきた

日本ならではの知恵なのでしょうね