JuniperBerry’s diary

日々感じたことや ふと思い出した事を 書いてます

ハンティングシーズンが始まった 1(アイルランド)

 

日本の馬は秋に肥えますが

アイルランドの馬は秋になると筋肉質になる(?)

 

 

というのも、

秋といえばハンティング解禁

狐狩りシーズンの開幕です

 

 

狐狩りというのは

イギリス映画などで領主や王様が

馬に乗り、狩猟犬を放ち

野山を走り回って、狐を追いかけまわす

あれです。

 

私がアイルランドで乗馬を習い始めて3~4ヶ月ほど経った頃

厩舎オーナーのホリーが

「今度ハンティングがあるけど、Juniperも参加しない?」

と、声をかけてくれました。

 

そんな、まだ始めたばっかりで

ハンティングとか無理ですって

 

それに、殺生からは

なるべく距離を置いて暮らしたい

ベジタリアンではありませんが)

 

200%及び腰の私に

 

「ハンティングっていっても

本物の狐を追いかける訳じゃなくて

臭いをつけたぬいぐるみを猟犬に追わせるの

本物の狐を追いかけるわけじゃないのよ」

 

なるほど

 

トムやカリーナに相談すると

 

「絶対に行くべき

なかなかこんな機会はないよ」

と言われ

 

馬に乗っているだけならいいか

みんなの後からついて行けばいいのよね、

要するに外乗って事よね、と

参加することにしました

 

ですが、まだこの時の私は

ハンティングなるものの真の姿を知らなかったのです

 

ちなみに、ハンティング参加者には

ドレスコードがあります。

 

乗馬ブーツはもちろんの事

白の乗馬ズボンに白のシャツ、そしてジャケットが必須

 

オリンピックの障害馬術競技で選手が着ている、あれです

 

乗馬する時の正装みたいなものなんでしょうか

 

日頃はゴム長に泥だらけのオイルスキンで馬に乗っていても

この時ばかりは皆さんばちっと決めてきます

 

ただ、そんなばちっと決め服、

始めて一年どころか半年も経ってない私が持っているわけがありません。

 

厩舎のみんなで、

誰のだったらJuniperのサイズに合うかとワイワイ

 

最終的に、ホリーの娘さんが中学生! だった頃にはいていた

ジョッパーズを借りることになりました。

(彼女はとても背が高い)

 

ただ、ジャケットはどうしても私にはぶかぶかで、

(彼女は腕も長い)

乗馬用ではないけれど、そこは見ない事にしてもらって

私の一張羅を使うことに T-T

 

そして当日は

ステイブルボーイのトムが

私についていてくれる事になりました。

 

そう、誰かがついていなくちゃならない

 

その時点で

 

「のんびり、ついて行こ」

 

なんて

そんな生半可なものじゃないんだって

気づくべきだったんです、私

 

 

長くなりそうなので、また次回 m(_ _)m