京都で座敷舞のお稽古を始めて
面食らったことは数あれど
なんといっても苦戦したのは
花街言葉
初めは、京都弁って難しいーって思っていたのですが
生粋の京都人の友人に聞いても
なにそれ? 知らない
って
花街特有の言葉なんだそうです
他の流派はわからないのですが
特に使用頻度の多いのが
「おいど」
初めて聞いた時には
井戸掘るんですか? どこに? って思ったし
(井戸から水を「汲む」のでなく
「掘る」と連想してしまうとは
人柄が滲み出るものなのか???
(ちなみに、座敷米では、
井戸から水を汲む振りがよく出てきます)
おいどは、腰や、お尻の意味だそうです
今は、「おいど」と聞いた瞬間
身を低くします
「あいや」 を
初めて聞いた時には、何かの掛け声かと思いました
(あいや=足)
「おっちん」は
座る事
これは「おいど」同様、全く想像できなかった
「すかたん」
あんぽんたんの事かな、と思ってます
「そんなすかたんせんといて」
とよく言われます
どのくらいショックを受けるべき言葉なのかがわからないので
あまり落ちこまないようにしています
「せわしな」
急ぎすぎ、慌てすぎ
これ、よく言われます
意味がしっかりとわかっている分
言われるとすごく凹みます
今習っている曲の持ち物が
「てんてん」
手拭いです
あと、特に混乱してしまうのが
「むこう」の使い方
お茶のお稽古でも
お道具を置いた場所が
微妙に違っている時に言われる事が多くて
おろおろするのですが
座敷舞のお稽古では
「もうちょっとむこう」と言われ
どこ起点の向こう(お師匠さんから見てなのか、自分か)なのかがわからず
あっちいってこっちいって
呆れられる、という事がよくあります
そして、番外編
先輩方がお師匠さんと言う時
「おっしょさん」
と発音するので
どうしても
スキップしている和尚さんをイメージしてしまい
こっそり笑笑笑
今では私も
おっしょさんと発音するようになっちゃいましたけど
そして、
お稽古の終わりには
「おきばりやす」
=精出して頑張りなさい
はい頑張ります(平伏)